ステップ 3: AI ライブラリ パッケージをインストールする - 2.5 日本語

Vitis AI ライブラリ ユーザー ガイド (UG1354)

Document ID
UG1354
Release Date
2022-06-15
Version
2.5 日本語

Vitis AI ランタイム パッケージと、Vitis AI ライブラリのサンプルおよびモデルは、ボード イメージに組み込まれています。Vitis AI ランタイム パッケージおよびモデル パッケージをボードに別途インストールする必要はありません。ただし、次の手順に従って、Vitis AI ランタイムを独自のイメージまたは公式イメージ上にインストールできます。

  1. こちら から vitis-ai-runtime-2.5.x.tar.gz をダウンロードします。パッケージを展開し、scp コマンドを使用して次のファイルをボードにコピーします。
    $ tar -xzvf vitis-ai-runtime-2.5.x.tar.gz
    $ scp -r vitis-ai-runtime-2.5.x/2022.1/aarch64/centos root@IP_OF_BOARD:~/

    ボードがインターネットに接続されている場合、wget コマンドを使用してパッケージを直接ボードにダウンロードすることもできます。

    注記: RPM パッケージは、通常のアーカイブとして取得できます。ライブラリの一部のみ必要な場合は、ホスト側でコンテンツを抽出できます。個別のライブラリに分離できるのは、モデル ライブラリのみです。その他は一般的なライブラリです。操作コマンドは次のとおりです。
    $ rpm2cpio libvitis_ai_library-2.5.0-r<x>.aarch64.rpm | cpio -idmv
  2. SSH を使用してボードにログインします。

    シリアル ポートを使用してログインすることも可能です。

  3. Zynq UltraScale+ MPSoC の場合、ボード上で zynqmp_dpu_optimize.sh スクリプトを実行します。
    # cd ~/dpu_sw_optimize/zynqmp/
    # ./zynqmp_dpu_optimize.sh
  4. Vitis AI ライブラリをインストールします。
    # cd ~/centos
    # bash setup.sh

    次のコマンドを実行して、ライブラリを 1 つずつインストールすることもできます。

    # cd ~/centos
    # rpm -ivh --force libunilog-2.5.0-r<x>.aarch64.rpm
    # rpm -ivh --force libxir-2.5.0-r<x>.aarch64.rpm
    # rpm -ivh --force libtarget-factory-2.5.0-r<x>.aarch64.rpm
    # rpm -ivh --force libvart-2.5.0-r<x>.aarch64.rpm
    # rpm -ivh --force libvitis_ai_library-2.5.0-r<x>.aarch64.rpm
    注記: 同じディレクトリにあるすべての rpm をインストールするには、rpm -ivh --force *.rpm を実行します。

インストールが完了すると、次のディレクトリに各ファイルが格納されます。

  • ライブラリ ファイルは /usr/lib に格納されます。
  • ヘッダー ファイルは /usr/include/vitis/ai に格納されます。