カスタム プラットフォームへの DPU の統合 - 2.5 日本語

Vitis AI ユーザー ガイド (UG1414)

Document ID
UG1414
Release Date
2022-06-15
Version
2.5 日本語

カスタム Vitis プラットフォームに DPU を統合して、 Vitis™ ソフトウェア プラットフォームで AI アプリケーションを実行できます。コンパイル済みのプラットフォームがいくつか用意されており、ザイリンクス Vitis エンベデッド プラットフォーム ダウンロードからダウンロードできます。カスタム プラットフォームを作成する場合は、 『Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料』 (UG1416) を参照してください。

DPU の統合を容易にするため、ザイリンクスは、性能とリソース使用率の要件を満たすさまざまなパラメーターで DPU を設定できる DPU TRD と XVDPU TRD を提供しています。詳細は、『Zynq UltraScale+ MPSoC 向け DPUCZDX8G』 (PG338) および Vitis DPU の TRD フロー を参照してください。DPUCVDX8G については、『Versal ACAP 向け DPUCVDX8G 製品ガイド』 (PG389) および Vitis DPUCVDX8G の TRD フロー を参照してください。

ハードウェア側では、Vitis ソフトウェア プラットフォームは DPU を RTL カーネルとして統合します。これには、clkclk2x の 2 つのクロックが必要です。また、1 つの割り込みが必要です。DPU は複数の AXI HP インターフェイスを必要とすることがあります。

ソフトウェア側では、Vitis ソフトウェア プラットフォームは XRT および ZOCL パッケージを提供する必要があります。ホスト アプリケーションは、XRT OpenCL™ API を使用してカーネルを制御します。Vitis AI ランタイムは、XRT を使用して DPU を制御できます。ZOCL は、アクセラレーション カーネルにアクセスするカーネル モジュールです。ZOCL が動作するには、デバイス ツリー ノードが追加されている必要があります。

詳細は、Vitis AI プラットフォームの作成 チュートリアルを参照してください。

DPU の統合に Vivado® Design Suite を使用する場合は、DPU TRD Vivado フロー を参照してください。

Alveo™ データセンター アクセラレータ カードやその他のエンベデッド以外のプラットフォームに DPU を統合する場合は、xilinx_ai_prod_mkt@xilinx.com にお問い合わせください。