評価ボードに Vitis AI ランタイムをインストール - 2.5 日本語

Vitis AI ユーザー ガイド (UG1414)

Document ID
UG1414
Release Date
2022-06-15
Version
2.5 日本語

ユーザー体験の向上を目的として、Vitis AI ランタイム パッケージ、VART サンプル、Vitis AI ライブラリ サンプルおよびモデルがボード イメージに組み込まれています。これらのサンプルは事前にコンパイルが完了しています。したがって、Vitis AI ランタイム パッケージおよびモデル パッケージをボードに別途インストールする必要はありません。ただし、次の手順に従って、モデルまたは Vitis AI ランタイムを独自のイメージまたは公式イメージ上にインストールできます。

イーサネット接続を確立し、GitHub から評価ボードへ Vitis™ AI ランタイム (VART) パッケージをコピーします。次に、ZCU102 ボード用の Vitis AI 実行環境をセットアップします。

  1. ここから vitis-ai-runtime-2.5.x.tar.gz をダウンロードします。パッケージを展開し、scp を使用して次のファイルをボードにコピーします。
    tar -xzvf vitis-ai-runtime-2.5.x.tar.gz
    scp -r vitis-ai-runtime-2.5.x/aarch64/centos root@IP_OF_BOARD:~/
    注記: rpm パッケージは、通常のアーカイブとして取得できます。ライブラリの一部のみ必要な場合は、ホスト側でコンテンツを抽出できます。独立しているのはモデル ライブラリのみであり、その他は共有ライブラリです。操作コマンドは次のとおりです。
    rpm2cpio libvart-2.5.x-r<x>.aarch64.rpm | cpio -idmv
  2. SSH を使用してボードにログインします。シリアル ポートを使用してログインすることも可能です。
  3. Vitis AI ランタイムをインストールします。次のコマンドを順番に実行します。
    cd ~/centos
    bash setup.sh
    次のコマンドを実行して、ライブラリを 1 つずつインストールすることもできます。
    cd ~/centos
    rpm -ivh --force libunilog-2.5.0-r<x>.aarch64.rpm
    rpm -ivh --force libxir-2.5.0-r<x>.aarch64.rpm
    rpm -ivh --force libtarget-factory-2.5.0-r<x>.aarch64.rpm
    rpm -ivh --force libvart-2.5.0-r<x>.aarch64.rpm
    rpm -ivh --force libvitis_ai_library-2.5.0-r<x>.aarch64.rpm

    インストールが完了すると、/usr/lib の下に Vitis AI ランタイム ライブラリがインストールされます。