システムには、それぞれ独自のドライバーと OpenCL バージョンを持つ複数の
OpenCL™
を含めることができます。
Vitis™
環境では、OpenCL インストーラブル クライアント ドライバー (ICD) 拡張 (cl_khr_icd
) がサポートされます。これにより、OpenCL を複数インプリメンテーションして、同じシステム内に共存させることができます。ICD ローダーは、インストールしたすべてのプラットフォームを監視して、API 呼び出しの標準ハンドラーを提供します。
アプリケーションはインストールされたプラットフォームのリストから OpenCL プラットフォームを選択できます。ICD はアプリケーションで指定したプラットフォーム ID に基づいて、OpenCL ホスト呼び出しを正しいランタイムに送信します。
ザイリンクスでは OpenCL ICD ライブラリを提供していないので、次のライブラリをシステムに合わせてインストールする必要があります。
Ubuntu
Ubuntu の場合、ICD ライブラリがディストリビューションにパッケージされます。次のパッケージをインストールします。
- ocl-icd-libopencl1
- opencl-headers
- ocl-icd-opencl-dev
Linux
RHEL/CentOS 7.X の場合、EPEL 7 を使用し、次のパッケージをインストールします。
- ocl-icd
- ocl-icd-devel
- opencl-headers