Vitis IDE では、次のようにプラットフォームを作成できます。ハードウェアおよびソフトウェア コンポーネントは、それぞれ ハードウェア コンポーネントの作成 および ソフトウェア コンポーネントの作成 の方法で生成されているはずです。
- 作成した Vitis ワークスペース ディレクトリを使用して、プラットフォーム プロジェクトを保存します。
cd zcu102_min_pkg/pfm vitis -workspace wksp1
- Vitis IDE で をクリックしてプラットフォーム プロジェクトを作成します。
- [Create New Platform Project] ダイアログ ボックスで次を実行します。
- プロジェクト名を入力します。この例の場合、「
zcu102_min
」と入力します。 - チェック ボックスをそのままにして、デフォルトのディレクトリを使用します。
- Next をクリックします。
- プロジェクト名を入力します。この例の場合、「
- [Platform Project] ページで次を実行します。
- Create from hardware specification (XSA) をクリックします。
- Next をクリックします。
- [Platform Project Specification] ページで次を実行します。
- Vivado® Design Suite で生成された XSA ファイルを参照します。この場合、zcu102_min_pkg/vivado/zcu102_min.xsa にあります。
- オペレーティング システムを linux に設定します。
- プロセッサを [psu_cortexa53 に設定します。
- チェックマークはオンのままにして、ブート コンポーネントを生成します。
- Finish をクリックします。
- [Platform Settings] ビューで次を確認します。
- [Platform Settings] ビューの名前が
zcu102_min
のプラットフォーム プロジェクト名と同じになっている。 -
psu_cortexa53
デバイス アイコンが表示され、psu_cortexa53 ドメインに Linux が含まれる。 -
psu_cortexa53
デバイス アイコンが表示され、zynqmp_fsbl BSP が含まれる。 -
psu_pmu_0
デバイス アイコンが表示され、zynqmp_pmu BSP が含まれる。
- [Platform Settings] ビューの名前が
- linux on psu_cortexa53 ドメインをクリックし、生成した Linux ソフトウェア出力ファイルへのパスを設定します。1 つの Linux ドメインを含むプラットフォームを作成していますが、[Platform Settings] ダイアログ ボックスでドメインにプラットフォームを追加することもできます。
- ディレクトリを参照してダイアログ ボックスを終了するのに必要なディレクトリやファイルを選択します。
- [Linux Build Output]
- zcu102_min_pkg/pfm/boot を参照して OK をクリックします。
- [Bif file]
- zcu102_min_pkg/pfm/boot/linux.bif ファイルを参照して OK をクリックします。
- グラフ
- zcu102_min_pkg/pfm/boot を参照して OK をクリックします。
- sysroot
- zcu102_min_pkg/pfm/sysroots/aarch64-xilinx-linux を参照して OK をクリックします。
- プラットフォームでエミュレーションをオプションでイネーブルにするには、次の手順を実行します。
エミュレーションをサポートするため、プラットフォームは QEMU 引数ファイル、PMU 引数ファイル、およびエミュレーターが起動されたときに必要となる ELF ファイルを含むディレクトリを必要とします。
zcu102_min
プラットフォーム例に使用する QEMU および PMU 引数ファイルをzcu102_base
プラットフォームから取得して変更します。-
zcu102_base
プラットフォームのリンクを見つけます。https://www.xilinx.com/support/download/index.html/content/xilinx/en/downloadNav/edge-platforms.html
- 既存の zcu102_min_pkg/pfm ディレクトリ内に ./emulation という名前でディレクトリを作成し、zcu102_base ZIP ファイルから qemu_args.txt および pmu_args.txt ファイルを追加します。
cd zcu102_min_pkg/pfm mkdir emulation
-
qemu_args.txt および pmu_args.txt ファイルでプラットフォーム名
zcu102_base
をすべてzcu102_min
に置換して、保存します。 - [Platform Settings] ダイアログ ボックスで次を設定します。
- QEMU Data: zcu102_min_pkg/pfm/boot ディレクトリを指定して OK をクリックします。
- QEMU Arguments: zcu102_min_pkg/pfm/emulation/qemu_args.txt ファイルを指定して OK をクリックします。
- PMU QEMU Arguments: zcu102_min_pkg/pfm/emulation/pmu_args.txt ファイルを指定して OK をクリックします。
-
-
Vitis のエクスプローラー ビューで
zcu102_min
プロジェクトを選択し、Build ボタンをクリックしてプラットフォームを生成します。
生成したプラットフォームがエクスポート ディレクトリに保存されます。FSBL および PMU を再構築するのに必要な場合は、BSP およびソース ファイルも提供され、プラットフォームと関連付けられます。プラットフォームがアプリケーション開発に使用できるようになりました。
図 1. 生成されたプラットフォームを含むエクスポート ディレクトリ