GDB ベースのデバッグ - 2020.1 Japanese

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発 (UG1393)

Document ID
UG1393
Release Date
2020-08-20
Version
2020.1 Japanese
重要: デバッグには、-g オプションを使用してホストおよびカーネル コードの両方をコンパイルする必要があります。

GNU デバッグ (GDB) では、ブレークポイントを追加したり、変数を確認したりして、カーネルまたはホスト コードをデバッグできます。このソフトウェア デバッグ フローを使用すると、設計、コンパイル、デバッグをすばやく実行して、アプリケーションの機能を検証できます。Vitis デバッガーには、ホスト プログラムからザイリンクス ランタイム (XRT) ライブラリの内容を確認するための拡張機能が含まれます。これらの拡張機能を使用して、ホストとカーネル間のプロトコル同期化問題をデバッグできます。

Vitis コア開発キットでは、すべてのフローで GDB ホスト プログラムのデバッグがサポートされますが、カーネルのデバッグはソフトウェアおよびハードウェア エミュレーション モードでのみサポートされます。コンパイルおよびリンクを実行する際、-g オプションを使用してホストおよびカーネル コードでデバッグ機能を有効にする必要があります。

このセクションでは、GDB を使用してホストおよびカーネル デバッグを実行する方法を説明します。このフローはソフトウェア開発者には慣れたフローであるはずなので、このセクションでは、XRT ライブラリのホスト コード デバッグの拡張機能と、カーネル デバッグの要件について説明します。