OpenCL インストーラブル クライアント ドライバー ローダー - 2020.1 Japanese

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発 (UG1393)

Document ID
UG1393
Release Date
2020-08-20
Version
2020.1 Japanese

システムには、それぞれ独自のドライバーと OpenCL バージョンを持つ複数の OpenCL™ を含めることができます。 Vitis™ 環境では、OpenCL インストーラブル クライアント ドライバー (ICD) 拡張 (cl_khr_icd) がサポートされます。これにより、OpenCL を複数インプリメンテーションして、同じシステム内に共存させることができます。ICD ローダーは、インストールしたすべてのプラットフォームを監視して、API 呼び出しの標準ハンドラーを提供します。

アプリケーションはインストールされたプラットフォームのリストから OpenCL プラットフォームを選択できます。ICD はアプリケーションで指定したプラットフォーム ID に基づいて、OpenCL ホスト呼び出しを正しいランタイムに送信します。

ザイリンクスでは OpenCL ICD ライブラリを提供していないので、次のライブラリをシステムに合わせてインストールする必要があります。

Ubuntu

Ubuntu の場合、ICD ライブラリがディストリビューションにパッケージされます。次のパッケージをインストールします。
  • ocl-icd-libopencl1
  • opencl-headers
  • ocl-icd-opencl-dev

Linux

RHEL/CentOS 7.X の場合、EPEL 7 を使用し、次のパッケージをインストールします。
  • ocl-icd
  • ocl-icd-devel
  • opencl-headers