Vitis IDE での initramfs rootfs を使用したイメージのパッケージ - 2020.1 Japanese

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発 (UG1393)
Document ID
UG1393
Release Date
2020-08-20
Version
2020.1 Japanese
initramfs rootfs (rootfs.cpio) を Vitis IDE に供給すると、生成される sd_card.img に次のものが含まれます。
  • PL カーネルの xclbin ファイル
  • ホスト アプリケーション
  • Linux カーネル イメージ
  • デバイス ツリー
  • boot.scr
  • init.sh、platform_desc.txt、および initramfs rootfs (FAT32 パーティション)
注記: sd_card.img ファイルには、ext4 パーティションは含まれません。
  1. Vitis IDE で File > New > Application Project をクリックし、新規アプリケーション プロジェクトを作成します。
  2. プラットフォーム (例: xilinx_zcu102_base_202010_1) を選択し、Next をクリックします。
  3. アプリケーション プロジェクト名 (例: vadd) を入力します。
  4. Create New をクリックします。
  5. ターゲット プロセッサに Linux ドメインを実行できるプロセッサ (例: psu_cortexa53 SMP) を選択し、Next をクリックします。
  6. [Domain] ページで xrt ドメインを選択し、次のアプリケーション設定を指定します。
    1. Sysroot パス (例: your_linux_component_dir/sysroots/aarch64-xilinx-linux)
    2. Root FS (例: your_linux_component_dir/rootfs.cpio.gz.u-boot)
    3. カーネル イメージ (例: your_linux_component_dir/Image)
  7. Next をクリックします。
  8. アプリケーション テンプレートを (例: Vector Addition) を選択します。
  9. システム プロジェクトを選択し、Build () ボタンをクリックしてプロジェクトをビルドします。
  10. sd_card.img ファイルが Emulation-SW、Emulation-HW、または Hardware ディレクトリの package ディレクトリに作成されていることを確認します。
注記: 通常の Linux コンポーネント パッケージでは、initramfs rootfs は作成されません。initramfs rootfs の生成の詳細は、 『PetaLinux ツール資料: リファレンス ガイド』 (UG1144) を参照してください。
ヒント: アプリケーション プロジェクトを作成した後に sysroot、rootfs、または kernel のパスを変更するには、.sprj ファイルをダブルクリックして Options ダイアログ ボックスでパスを変更します。