改訂履歴
セクション | 改訂内容 |
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2020 年 8 月 20 日 バージョン 2020.1 | |
セクション全体 | このセクションにはアップデートなし。 |
2020 年 6 月 24 日 バージョン 2020.1 | |
セクション全体 | 編集上の更新のみ。技術内容の変更なし。 |
2020 年 6 月 3 日 バージョン 2020.1 | |
Vitis アナライザーの GUI およびウィンドウ マネージャー |
Vitis アナライザーのワークスペースに関する情報をアップデート。 新しいセクションを追加:
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プラットフォームおよびシステム ダイアグラム | 新たに章を追加。 |
アーカイブ ファイルの作成 | 新たに章を追加。 |
資料全体 | 図およびツール コマンドをアップデート。 |
概要
このセクションは、次の各章で構成されています。
Vitis™
アナライザーは、アプリケーションのビルドおよび実行中に生成されるレポートを表示および解析できるユーティリティです。アプリケーションがビルドされる際の Vitis コンパイラと、アプリケーションが実行される際のザイリンクス ランタイム (XRT) ライブラリの両方で生成されるレポートを確認できます。Vitis アナライザーでは、v++
コマンド ライン フローと Vitis 統合設計環境 (IDE) の両方からのレポートを表示できます。このツールは、vitis_analyzer
を使用すると起動します (Vitis 環境の設定 を参照)。
最初に起動した場合は、Vitis アナライザーのホーム画面が表示され、サマリ ファイル、バイナリ コンテナー、ディレクトリのいずれかを開くことができるようになっています。これらのリンクのいずれかをクリックすると、ファイル ブラウザーが開き、説明される特定のタイプのファイルを選択できます。
[Build] セクション
- Open Summary
- [Report Summaries] は、Vitis ツールでのアプリケーション開発の特定の段階に関連するレポートのコレクションです。ビルド プロセスの 2 段階、コンパイルとリンク、およびアプリケーションが実行されたときの run プロセスで作成されたサマリがあります。[Open Summary] をクリックすると、次のいずれかを開くことができます。
- Compile Summary
- コンパイル サマリ レポートは、コンパイル中に
v++
コマンドで生成され、カーネル コンパイル プロセスのステータスを表示します。コンパイル サマリ レポートには、カーネル見積、カーネル ガイダンス、HLS 合成、コンパイル ログなど、コンパイル中に生成されるレポートも参照されます。 - Link Summary
- リンク サマリ レポートは、リンクおよび
v++
ファイルの作成中に .xclbin コマンドで作成されます。リンク サマリ レポートには、システム見積、システム ガイダンス、タイミング サマリ、使用率、動作トレース、プラットフォームおよびシステム図、リンク ログなど、リンク中に生成されるレポートも参照されます。リンク サマリを開くと、Vitis アナライザーが .xclbin ファイルにリンクされた関連するカーネルのコンパイル サマリを自動的に開きます。注記: タイミング サマリと使用率は、ビルド ターゲットを [Hardware] にした場合にのみ生成されます (エミュレーションの場合は生成されません)。 - Run Summary
- XRT ライブラリにより、アプリケーション実行中に run サマリ レポートが作成されて、run プロセスのサマリが表示されます。run サマリ レポートには、run ガイダンス、プロファイル サマリ、アプリケーション タイムライン、プラットフォームおよびシステム ダイアグラムなど、アプリケーション実行中に生成されるレポートも参照されます。
v++
ビルド プロセス後にアプリケーションを実行すると、リンク サマリからの ID が run サマリに割り当てられます。run サマリおよびリンク サマリを開くと、Vitis アナライザーはその共通 ID に基づいてそれらをリンクします。ヒント: [Multiple Run Summaries] でも同じ ID が使用して、それらを同じリンク サマリ ファイルにリンクできます。
- Open Binary Container
- 選択した .xclbin ファイルを開いて、そのビルドのプラットフォーム図とシステム図を表示します。
- Open Directory
- 開くディレクトリを指定します。ディレクトリの内容が繰り返し検証されて、どのタイプのファイルを開くか、どの個別ファイルを開くかを選択できるダイアログ ボックスが表示されます。
vitis_analyzer
コマンドでは、ツールを起動してホーム画面を表示できるほか、ツールを開いたときに読み込むファイルを指定できます。ファイル名を指定すると、そのファイルを開くことができます。Vitis アナライザーでは、レポートの使用 に示すツールでサポートされるファイルはどれでも開くことができます。次に例を示します。
vitis_analyzer project1.run_summary
vitis_analyzer
のコマンド ヘルプは、次のように入力すると表示できます。
vitis_analyzer -help