重要: このオプションはエンベデッド プロセッサ プラットフォームでは使用できません。
m2mtest
コマンドは、指定したカード上の 2 つのデバイス メモリ間で、スループット データ転送を実行します。
『Alveo データセンター アクセラレータ カード プラットフォーム ユーザー ガイド』 (UG1120: 英語版、日本語版) に示すように、M2M 機能をサポートするプラットフォームのみがこのコマンドを実行できます。また、m2mtest
を実行する前に、2 つ以上のメモリ バンクを使用するカードに xclbin
をダウンロードする必要があります。そうしないとエラーが返されます。m2mtest
コマンドは、カードにダウンロードされている xclbin
でアクセス可能なメモリ バンクに対してのみスループット テストを実行します。
コマンド ライン形式は次のとおりです。
xbutil m2mtest [-d card]
次の表に、使用可能なオプションを示します。
オプション | 説明 | 必須 |
---|---|---|
-d
<card>
|
ターゲット カードを指定します。<card> は、card_id または Bus:Device:Function (BDF) のいずれかに指定できます。指定しない場合は、デフォルトの card_id = 0 になります。 注記:
xbutil
scan コマンドを使用すると、インストールされたカードに対して card_id と BDF の両方が表示されます。 |
× |
次に、DDR バンク 0、1、2、および 3 に関する xclbin
コマンドの出力例を示します。
INFO: Found total 2 card(s), 2 are usable
bank0 -> bank1 M2M bandwidth: 12050.5 MB/s
bank0 -> bank2 M2M bandwidth: 12074.3 MB/s
bank0 -> bank3 M2M bandwidth: 12082.9 MB/s
bank1 -> bank2 M2M bandwidth: 12061.8 MB/s
bank1 -> bank3 M2M bandwidth: 12105.2 MB/s
bank2 -> bank3 M2M bandwidth: 12065.8 MB/s
INFO: xbutil m2mtest succeeded.
xclbin
が読み込まれない場合、次のようなエラー メッセージが表示されます。
'uuid' invalid, please re-program xclbin.
コマンドが M2M 機能をサポートしないプラットフォームに対して実行されると、次のようなエラー メッセージが表示されます。
M2M is not available. Skipping validation
ERROR: xbutil m2mtest failed.