アーカイブ ファイルの作成 - 2020.1 Japanese

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発 (UG1393)

Document ID
UG1393
Release Date
2020-08-20
Version
2020.1 Japanese

プロジェクトを開発する際、ホストやカーネル コードに変更を加えた結果、ツールで生成されたさまざまなビルドおよび run サマリの内容や質が完全に変わってしまうことがあります。既存のレポートおよび解析データは、手動で保存しておかないと、上書きされます。[Archive Summary] コマンドを実行すると、リンク サマリや run サマリに開いているすべての関連ファイルを保存できます。

ヒント: アーカイブ サマリを共有することで、ほかのチーム メンバーとデザイン レポートをすばやく共有できます。

File > Archive Summary をクリックするか、[Report Navigator] でサマリを右クリックして Archive Summary をクリックします。次のような [Archive Summary] ダイアログ ボックスが開きます。

図 1. [Archive Summary] ダイアログ ボックス

アーカイブ ファイル名には、Vitis アナライザーで認識されるように link_summary.archive または run_summary.archive などの拡張子が付きます。アーカイブの内容は、アーカイブされるサマリ レポートによって異なります。

リンク サマリには、次が含まれます。

バイナリ コンテナー
.xclbin
カーネル
.xo
システム/プラットフォーム ダイアグラム
.json
システム見積もり
.xtxt
ガイダンス
.html、.pb
タイミング サマリ
.rpt
使用率
.xutil
HLS 合成レポート
レポート

run サマリには、次が含まれます。

run サマリ
.run_summary
システム ダイアグラム
.run_summary
プラットフォーム ダイアグラム
.run_summary
ガイダンス
必須ではなく、perf_analyze および profile_summary.csv を使用して生成されます。
プロファイル サマリ
profile_summary.csv
アプリケーション タイムライン
timeline_trace.csv
波形レポート
.wdb

また、サマリ レポートの生成に使用された .xclbin ファイル、コンパイル済みのカーネル オブジェクト ファイル (.o および .xo)、元のソース ファイル (.cpp.c.cl) を保存することもできます。

ヒント: ガイダンスは、Vitis アナライザーで profile_summary.csv (およびオプションで profile_kernels.csv) からダイナミックに生成されるので、保存されません。
既存のアーカイブ ファイルを開くには、File > Open Summary をクリックし、そのファイルを指定します。アーカイブ ファイルは Vitis アナライザーを起動しても開くことができます。
vitis_analyzer design.archive
[Archive Summary] はコマンド ラインからも実行できます。詳細は、次を参照してください。
archive_summary -help