ザイリンクス ランタイム (XRT) は、ユーザー空間およびカーネル ドライバー コンポーネントの組み合わせとしてインプリメントされます。XRT では、Alveo PCIe ベースのカードおよび Zynq UltraScale+ MPSoC ベースのエンベデッド システム プラットフォームがサポートされ、ザイリンクス プログラマブル ロジック デバイスへのソフトウェア インターフェイスが提供されます。
プラットフォームをいくつインストールする場合でも、XRT は 1 回インストールするだけです。
重要: XRT のインストールでは、標準 Linux RPM および Linux DEB 配布ファイルが使用されます。すべてのソフトウェアおよびファームウェアのインストールにルート権限が必要です。
<rpm-dir> または <deb-dir> は、インストールするパッケージをダウンロードしたディレクトリです。
使用するオペレーティング システム用の XRT パッケージをダウンロードおよびインストールするには、次を実行します。
- https://japan.xilinx.com/xrt から RPM ファイルをダウンロードします。
- Getting Started (設計開始) タブで、ターゲット プラットフォームを選択し、使用するプラットフォームに対応する XRT をダウンロードします。
CentOS/RedHat
パッケージをインストールするには、次のコマンドを入力します。
sudo yum install <rpm-dir>/<xrt_filename>.rpm
Ubuntu
パッケージをインストールするには、次のコマンドを入力します。
sudo apt install <deb-dir>/<xrt_filename_OS>.deb
注記:
<OS> は、使用している Ubuntu オペレーティング システムのバージョン (16.04 または 18.04) です。
重要: Ubuntu に XRT をインストールする際、
pyopencl
の 2015 バージョンがシステムにインストールされている場合は、アンインストールする必要があります。XRT をインストールすると、2019 バージョンの pyopencl
がインストールされ、2015 バージョンがインストールされているとエラーが返されます。詳細は、アンサー 73055 を参照してください。