Vitis プラットフォームを作成するのに使用するベース デザインは、プラットフォーム作成プロセスが終了したらスタティックになります。
Vitis では、ベース システムの既存コンポーネントは変更されません。空いているインターフェイスにコンポーネントおよびリンクが追加されるだけです。
次の表は、ボード上のベース システムを検証するのに使用可能なワークフローを示しています。
ワークフロー | 開発 | 検証 |
---|---|---|
基本的なボード立ち上げ | プロセッサの基本的なパラメーター設定。 | スタンドアロンの Hello World とメモリ テスト アプリケーションが正しく実行されるかどうか。 |
アドバンス ハードウェア設定 |
プロセッシング システムのアドバンス IO (USB、イーサネット、フラッシュ、PCIe、RC など) をイネーブル。 IO 関連の IP (MIPI、EMAC、HDMI_TX など) を PL に追加。 Vitis 以外の IP (AXI BRAM Controller、VPSS など) を追加。 |
これらの IP にスタンドアロン ドライバーが含まれる場合は、テスト。 |
ベース ソフトウェアの設定 |
ハードウェア プラットフォームに基づいて PetaLinux プロジェクトを作成。 カーネル ドライバーをイネーブル。 ブート モードをコンフィギュレーション。 rootfs をコンフィギュレーション。 |
Linux が問題なくブートするかどうか。 ペリフェラルが Linux で問題なく動作するかどうか。 |
ベース コンポーネントの要件
すべてのハードウェア プラットフォームに IP カタログからの Processing System IP ブロックを含める必要があります。
- Zynq® UltraScale+™ MPSoC および Zynq-7000 SoC デバイスがサポートされます。
- MicroBlaze™ プロセッサは、アクセラレーション カーネルの制御ではサポートされませんが、ベース ハードエアには含めることができます。