ホスト コードを移行したら、Vitis テクノロジの新しいリリースを使用して、既存のターゲット プラットフォームでコードをビルドします。新しいリリースの Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームでプロジェクトを実行して、問題なく動作するかどうか、タイミングを満たしているかどうかを確認します。
新しいリリースを使用した場合は、次のような問題が発生する可能性があります。
- C ライブラリまたはライブラリ ファイルの変更。
- カーネルのパス名の変更。
- カーネル コードに埋め込まれた HLS プラグマまたはプラグマ オプションの変更。
- C/C++/OpenCL コンパイラ サポートの変更。
- カーネルのパフォーマンスの変更 (既存カーネル コードのプラグマを調整する必要があることあり)。
これらの問題は、カーネルの開発で使用したのと同じ手法を使用して解決します。この段階では、新しいリリースを使用してターゲット プラットフォームのスループット パフォーマンスが要件を満たすかどうかを確認します。最終的なタイミング (最大クロック周波数) に変更がある場合は、新しいターゲット プラットフォームに移行してから、問題を解決します。これについては、タイミングの解決 で説明しています。