Vitis IDE での Ext4 rootfs を含むイメージのパッケージ - 2020.2 Japanese

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発 (UG1393)

Document ID
UG1393
Release Date
2021-03-22
Version
2020.2 Japanese
ext4 rootfsVitis IDE に供給すると、生成される sd_card.img ファイルに次のものが含まれます。
  • PL カーネルの xclbin ファイル
  • ホスト アプリケーション
  • Linux カーネル イメージ
  • デバイス ツリー
  • U-Boot コンフィギュレーション ファイル: boot.scr
  • プラットフォーム初期化スクリプト init.sh および platform_desc.txt に含まれるプラットフォーム名。
    注記: init.sh は環境変数 XILINX_XRT を設定し、platform_desc.txt ファイルを /etc/xocl.txt にコピーします。これは手動で実行する必要があります。
  • Ext4 パーティションの ext4 rootfs

Vitis IDE で Ext4 rootfs を含むイメージをパッケージするには、次の手順に従います。

  1. Vitis IDE で File > New > Application Project をクリックし、新規アプリケーション プロジェクトを作成します。
  2. プラットフォーム (例: xilinx_zcu102_base_202010_1) を選択し、Next をクリックします。
  3. アプリケーション プロジェクトの名前を指定します (例: vadd)。
  4. System Project を選択する場合は、Create New をクリックします。
  5. Target processor に Linux ドメインを実行できるプロセッサ (例: psu_cortexa53 SMP) を選択し、Next をクリックします。
  6. Domain ページで xrt を選択し、次のアプリケーション設定を指定します。
    • Sysroot path (例: xilinx-zynqmp-common-v2020.1/sysroots/aarch64-xilinx-linux)
    • Root FS (例: xilinx-zynqmp-common-v2020.1/rootfs.ext4)
    • Kernel Image (例: xilinx-zynqmp-common-v2020.1/Image)
  7. Next をクリックします。
  8. アプリケーション テンプレートを選択し (例: Vector Addition)、Finish をクリックします。
  9. システム プロジェクトを選択し、Build () ボタンをクリックしてプロジェクトをビルドします。
  10. sd_card.img ファイルが Emulation-SWEmulation-HW、または Hardware ディレクトリの package ディレクトリに作成されていることを確認します。
ヒント: アプリケーション プロジェクトを作成した後に sysrootrootfs、または kernel のパスを変更するには、.sprj ファイルをダブルクリックして Options ダイアログ ボックスで変更します。