ハードウェア関数の設定を編集するには、Assistant ビューでカーネル プロジェクトのビルド ターゲットを展開し、ハードウェア関数を選択して、Settings ボタン () をクリックします。これにより、次の図に示す Hardware Function Settings ダイアログ ボックスが表示されます。
ヒント: 次の図では、ハードウェア カーネル プロジェクト (
dct_project_kernels
) の Emulation-HW
ビルド ターゲットに dct
カーネル (またはハードウェア関数) が選択されています。図 1. [Hardware Function Settings] ダイアログ ボックス
このダイアログボックスでは、ハードウェア関数と、選択したビルド ターゲットの v++
コンパイル プロセスに関連するオプションを設定できます。含まれるオプションは、次のとおりです。
- Stall Profiling
-
--profile オプション で説明されるように、カーネルの
--profile.stall
オプションをイネーブルにします。 - Max memory ports
-
OpenCL カーネルの場合、オンにすると、カーネル関数シグネチャで宣言されたグローバル メモリ バッファーごとに別の物理メモリ インターフェイス (
m_axi
) が生成されます。オフにすると、メモリ マップド カーネルポートに対して 1 つの物理メモリ インターフェイスが作成されます。 - Port data width
- OpenCL カーネルの場合、データ ポートの幅を指定します。
- Extra source files
- 入力データ ファイルなどのこのハードウェア関数に必要な追加のソース ファイルを定義します。
- V++ compiler options
- 選択したハードウェア関数の Vitis コンパイラ オプションを指定します。
- Supported targets
- Hardware Function Settings ダイアログボックスで、定義する 3 つのビルドターゲットを指定します。1 つまたはすべてのビルド ターゲットを選択できます。
- Kernel Arguments
- ハードウェア カーネルの引数の名前と属性を表示します。
- V++ Compiler Command Line
- 現在の
v++
コマンド ラインと指定したコンパイル オプションを表示します。
ヒント:
Vitis コンパイラのコンフィギュレーション ファイル で説明するように、Hardware Function
Settings ダイアログ ボックスで指定した設定が、
--config
オプションを使用して Vitis コンパイラで使用されるコンフィギュレーション ファイルに書き込まれます。コンフィギュレーション ファイルはリンクで、リンク上にカーソルを置くと、コンフィギュレーション ファイルの内容が表示されます。