p2p - 2020.2 Japanese

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発 (UG1393)

Document ID
UG1393
Release Date
2021-03-22
Version
2020.2 Japanese
重要: このオプションはエンベデッド プロセッサ プラットフォームでは使用できません。

p2p コマンドは、(PCIe ピアツーピア サポート) 機能をイネーブル/ディスエーブルにし、現在のコンフィギュレーションをチェックするために使用します。

重要: このコマンドを実行できるのは、P2P 機能をサポートするプラットフォームのみです ( 『Alveo データセンター アクセラレータ カード プラットフォーム ユーザー ガイド』 (UG1120: 英語版日本語版) を参照)。

P2P 設定は、ウォーム リブートの後も保持されます。

注記: P2P をイネーブル/ディスエーブルにするには、ルート権限が必要です。

コマンド ライン構文は次のとおりです。

xbutil p2p [-d card] --[enable | disable | validate]

次の表に、使用可能なオプションを示します。

表 1. xbutil p2p コマンドのオプション
オプション 説明 必須
-d <card> ターゲット カードを指定します。<card> は、card_id または Bus:Device:Function (BDF) のいずれかに指定できます。指定しない場合は、デフォルトの card_id = 0 になります。
注記: xbutil scan コマンドを使用すると、設置されたカードの ID と BDF の両方が表示されます。
×
--enable p2p をイネーブルにします。

–-enable–-disable–-validate オプションは一緒に使用できません。いずれか 1 つのみ使用可能です。

xbutil query で返された P2P のステータスが no_iomem の場合は、ウォーム リブートが必要です。

--enable、

--disable、

--validate

いずれか 1 つのみを指定

--disable p2p をイネーブルにします。

--enable–-disable–-validate オプションは一緒に使用できません。いずれか 1 つのみ使用可能です。

完全にディスエーブルにするには、ウォーム リブートが必要な場合があります。

--enable、

--disable、

--validate

いずれか 1 つのみを指定

--validate p2p 機能を検証します。

–-enable–-disable–-validate オプションは一緒に使用できません。いずれか 1 つのみ使用可能です。

必要な場合に、ウォーム リブートの後に実行します。

--enable、

--disable、

--validate

いずれか 1 つのみを指定

xbutil query は、P2P の現在のステータスを表示するのに使用します。次に、xbutil query コマンドの出力の一部を示します。現在のステータスは、P2P Enabled の下に表示されます。
PCIe            DMA chan(bidir) MIG Calibrated  P2P Enabled
GEN 3x16        2               true            false
表 2. [P2P Enabled] の値の定義
説明
true P2P はイネーブル。
false P2P はディスエーブル。
no_iomem P2P がデバイスでイネーブルになっているが、システムで I/O メモリを割り当てることができなかったため、ウォーム リブートが必要。

検証を実行しようとしたときに P2P がイネーブルでない場合は、検証はスキップされ、次のメッセージが表示されます。

P2P BAR is not enabled. Skipping validation

カードのプラットフォームで P2P がサポートされない場合は、次のメッセージが表示されます。

ERROR: P2P is not supported on this platform

xclbin がプログラムされていない場合は、次のメッセージが表示されます。

'uuid' invalid, please re-program xclbin.