スループットの計測 - 2020.2 Japanese

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発 (UG1393)

Document ID
UG1393
Release Date
2021-03-22
Version
2020.2 Japanese

スループットとは、データの処理レートです。指定した関数のスループットを計測するには、関数が処理するデータ量を関数の実行時間で除算します。

TSW = max(VINPUT, VOUTPUT) / 実行時間

一部の関数は、あらかじめ決められた量のデータを処理します。この場合、単純なコード検査を使用してこのデータ量を決定できます。データ量が変数になっている関数の場合は、アプリケーション コードにカウンターを含め、データ量を動的に計測すると便利です。

スループットの計測は、実行時間の計測と同様に重要です。デバイス カーネルを使用すると、全体的な実行時間を短縮できますが、アプリケーション スループットにより大きく影響します。このため、スループットを主な最適化目標として考慮することが重要です。