v++
-R
オプション (または --report_level
) は、ハードウェア エミュレーションおよびシステム ターゲット用のコンパイルまたはリンクで生成されるレポートの情報レベルを制御します。生成するレポートの数が少ないほうが実行は高速です。
コマンド ライン オプションは次のとおりです。
$ v++ -R <report_level>
<report_level>
には、次のいずれかを指定します。
-
-R0
: 最小限のレポートを生成し、中間デザイン チェックポイント (DCP) は生成しません。 -
-R1
: R0 のレポートと次の情報を生成します。- 各カーネルのデザイン特性 (
report_failfast
)。 - 最適化後のフル デザインのデザイン特性。
- その後の確認または Vivado Design Suite で使用するため、最適化後のデザイン チェックポイント (DCP) を保存。
ヒント:report_failfast
は、デバイス使用に関して発生する可能性のある問題、クロック制約の問題、および達成不可能なターゲット周波数 (MHz) を検出するユーティリティです。 - 各カーネルのデザイン特性 (
-
-R2
: R1 のレポートと次の情報を生成します。- 各インプリメンテーション段階後に保存された DCP を含む、Vivado ツールで生成された標準レポート。
- 配置後の各 SLR の特性。
-
-Restimate
: Vitis HLS でシステム見積もりレポート (システム見積もりレポートを参照) を強制的に生成します。ヒント: このオプションは、ソフトウェア エミュレーション ビルド (-t sw_emu
) で有益です。