新規プロジェクトを作成する際にテンプレートを追加するには、サンプルをダウンロードする必要がありますが、Vitis IDE ではサンプルはローカルの .Xilinx/vitis/<version> フォルダーにダウンロードされます。
- Windows: C:\Users\<user_name>\.Xilinx\vitis\<version>
- Linux: ~/.Xilinx/vitis/<version>
ダウンロード ディレクトリは、[Vitis IDE Examples] ダイアログ ボックスからは変更できません。サンプル ファイルを .Xilinx フォルダーとは別のディレクトリにダウンロードするのが望ましい場合もあります。これには、コマンド シェルから git
コマンドを使用し、ダウンロード ディレクトリを別のディレクトリに変更します。
git clone https://github.com/Xilinx/Vitis_Examples
<workspace>/examples
上記に示すように git
コマンドでサンプルをクローンすると、サンプル ファイルをアプリケーションおよびカーネル コードのリソースとしてプロジェクトで使用できるようになります。ただし、ほかのサンプル ファイル (さまざまなサンプルの makefile 内で管理) を含めるために、ファイルの多くに include 文が使用されています。これらのインクルード ファイルは、New Vitis Project ウィザードでテンプレートを追加したときにプロジェクトの src フォルダーに自動的に含まれます。ファイルをローカルにするには、ファイルを手動でプロジェクトのローカルにします。
必要なファイルは、クローンされたリポジトリのディレクトリから検索できます。たとえば、次のコマンドを examples フォルダーから実行すると、vadd サンプル デザインに必要な xcl2.hpp ファイルを検索できます。
find -name xcl2.hpp