- 最初の画面で New Project をクリックし、Next をクリックします。
- プロジェクト名とプロジェクトのディレクトリを入力します。
インポート フローの場合は、Vivado から生成された .xpe ファイルを選択します。
-
Next をクリックすると、パーツを選択するウィザードが表示されます。温度グレードを [Commercial] または [Industrial] に、プロセスを [Typical] または [Maximum] にし、Next をクリックします。注記: *.xpe インポート フローを選択した場合は、アーキテクチャとデバイスの詳細が *.xpe ファイルから自動的に入力されます。
注記: 初期リリースの PDM 2020.2.2 では、Kria SOM のみがサポートされ、K26C/K26I を選択できるようになっています。 - Next をクリックし、New Project Summary ページで Finish をクリックします。すべてデフォルト値で新しいプロジェクトが作成されます。
- 次は、新規プロジェクト作成後の PDM のサマリ シートです。
左側のパネルには、デバイスのサマリおよびその他のブロックのタブが表示されます。Summary タブには、次のセクションが含まれます。
- [Part]
- このパネルは、消費電力見積りのためのデバイス選択およびプロセス設定のサマリです。リアルタイムで変更して、消費電力合計への影響を確認できます。ヒント: ワースト ケースの消費電力を見積もるには、[Maximum] プロセスを使用します。このプロセスは MPSoC デバイスにのみ適用されます。残りのオンボード コンポーネントの見積もりは常にワースト ケースになります。
- [Power Summary]
- この読み取り専用の表は、[Environment] の表に基づく合計消費電力見積り、ジャンクション温度 (Tj) およびマージンを示します。
- [Voltage & Current Requirements]
- この表には、キャリア カードのすべての電源レール要件がリストされます。電流と電圧の両方の要件が指定されます。ヒント: これは、一般的な消費電力の見積もりの出発点で、MPSoC レールが表示されます。SOM には電源が事前に接続されているため、PDM には必要な入力が表示されるだけです。PDM には、消費電力見積もりが K26 SOM 電源供給の現在の制限を超えないようにするための DRC もあります。
- [Environment]
- ユーザーは、ジャンクション温度を固定値に強制するか、熱ソリューション (熱シミュレーションから取得) の最大周囲および有効 ThetaJA を指定できます。推奨: 熱シミュレーションから ThetaJA を取得するまでは、ワースト ケースのジャンクション温度を使用する必要があります。詳細は、 『Kria K26 SOM 熱設計ガイド』 (UG1090) を参照してください。
- [Thermal Loading]
- この表は、デバイスで消費される電力、および SOM で使用可能なその他の外部ペリフェラル (DDR、電源レギュレータ、ブート デバイスなど) をリストします。[Thermal Loading] の表の値は、サードパーティの熱シミュレーションへの入力として使用する必要があります。図 1. K26 SOM Flotherm のコンパクト モデル
- [Estimation] セクション
- 左側のパネルの見積もりセクションには、PDM への使用率、イネーブル、およびトグル レートに関する入力を提供できるデバイスリ ソースがあります。
ページ下部の Project Summary ステータスは、すべての PDM シートを表示している間も表示されたままになります。この情報は、電力消費、温度設定、およびデザインのマージンの簡単なサマリを提供するために追加されます。
右下隅の show/hide ボタンをクリックすると、必要に応じてこのダイアログボックスの表示を切り替えることができます。
図 2. プロジェクト サマリ ステータス