port<T> - 2021.1 Japanese

Versal ACAP AI エンジン プログラム環境 ユーザー ガイド (UG1076)

Document ID
UG1076
Release Date
2021-07-19
Version
2021.1 Japanese

スコープ

タイプ port<T> のオブジェクトは、ユーザー定義のグラフ タイプのメンバー変数 (つまり、graph から継承するクラスのメンバー変数) としてクラス スコープで宣言できます。または、その関数シグネチャに従ってカーネルに対して黙示的に定義されます。テンプレート パラメーター T は、inputoutput、または inout のいずれかになります。

エイリアス

input_port は、タイプ port<input> のエイリアスです。

output_port は、タイプ port<output> のエイリアスです。

inout_port は、タイプ port<inout> のエイリアスです。

目的

グラフ内でのカーネル間接続、およびプラットフォーム、グラフ、サブグラフを含む顧客仕様の階層レベル間で接続するために使用されます。

演算子

port<T>& negate(port<T>&)

接続内のデスティネーション ポートに適用されると、この演算子は、接続されているソース ポートのブール セマンティクスを反転します。つまり、0 を 1 に、1 を 0 に変換する効果があります。

port<T>& async(port<T>&)

この演算子が接続内のデスティネーション RTP ポートに適用されると、接続されているソース ポートから、またはソースのグラフ ポートが未接続のままの場合は外部制御アプリケーションから、デスティネーション ポートの RTP バッファーが非同期アップデートされるように指定されます。したがって、受信カーネルは呼び出しの戻り値を待つのではなく、対応するバッファーに格納されている前の値を使用します。

ソースまたはデスティネーション ウィンドウ ポートに適用される場合、この演算子によって、ウィンドウ オブジェクトがカーネル エントリ時に同期されないように指定されます。その代わり、window_acquirewindow_release API を使用して、カーネル コード内でウィンドウ オブジェクトの同期を管理する必要があります。

port<T>& sync(port<T>&)

この演算子が接続内のソース RTP ポートに適用されると、接続されているデスティネーション ポートから、またはデスティネーショントのグラフ ポートが未接続のままの場合は外部制御アプリケーションから、ソース ポートの RTP バッファーの同期読み出しが実行されるように指定されます。したがって、受信カーネルは、生成カーネルの各呼び出しで新しい値が生成されるまで待機します。