[Scalars] ページ - 2021.1 Japanese

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発 (UG1393)

Document ID
UG1393
Release Date
2022-03-29
Version
2021.1 Japanese

スカラー引数は、情報の制御タイプをカーネルに渡すために使用されます。スカラー引数をホストから読み出すことはできません。指定した各引数に対して、ソフトウェアからハードウェアに引数を渡すための制御レジスタが作成されます。次の図を参照してください。

図 1. RTL Kernel ウィザードの [Scalars] ページ
Number of scalar kernel input arguments
カーネルに渡すスカラー入力引数の数を指定します。指定した各数値に対して、引数名および引数タイプをカスタマイズする行が表示されます。スカラーの最小値要件はありません。ウィザードに使用可能な最大値は 64 です。

スカラー入力引数の定義は次のとおりです。

Argument name
生成された Verilog 制御レジスタ モジュールで出力信号として使用される引数名です。各引数に ID 値が割り当てられます。この ID 値はホスト ソフトウェアからの引数にアクセスするために使用されます。ID 値引数は、このウィザードのサマリ ページに表示されます。互換性を最大限にするため、引数名はカーネル名と同じ識別規則に従います。
Argument type
引数のデータ型 (ビット幅) を指定します。これは、生成される RTL カーネル モジュールのレジスタの幅に影響します。指定可能なデータ型は、「6.1.1 Built-in Scalar Data Types」セクションの「 OpenCL C Specification Version 2.0」で指定されているもののみです。この仕様には、データ型ごとに関連するビット幅が示されています。RTL ウィザードでは、引数タイプに関係なく、レジスタ マップのすべてのスカラーに対して 64 ビットを予約します。引数タイプが 32 ビット以下の場合、RTL ウィザードは 64 ビットのうちの上位 32 ビットを予約済みのアドレス位置に設定します。データ型のビット幅が 32 ビットを超える場合は、制御レジスタへの書き込み操作が 2 つ必要になります。