xbutil --legacy
コマンドを呼び出してアクセスできる xbutil
コマンドのレガシ バージョンについて説明します。
ザイリンクス®
ボード ユーティリティ (xbutil
) は、ザイリンクス ランタイム (XRT) のインストール パッケージに含まれるスタンドアロンのコマンド ライン ユーティリティです。xbutil
コマンドは、Alveo データセンター アクセラレータ カードのプラットフォームおよびエンベデッド プロセッサ ベースのプラットフォームのみをサポートします。
アクセラレータ カードはユーザー機能と管理機能に分割されており、異なるカード アクセス レベルを提供します。ユーザー機能はユーザーがアプリケーションを読み込んで実行できるようにし、管理機能はシステム管理者がカードを管理できるようにします。xbutil
ユーティリティは、ユーザー機能の操作に使用します。xbmgmt
ユーティリティは、管理機能の操作に使用し、実行にはルート権限が必要です。機能アクセスを 2 つのユーティリティに分割しているのは、ツールの管理機能にセキュリティを提供するためです。
XRT がカードにインストールされ、認識されている必要があります。Vivado フローのカスタム Alveo カード設定では、xbutil
は使用されません。このユーティリティには、インストール済みのアクセラレータ カードの検証および特定、およびカードのメモリ、ホスト インターフェイス、ターゲット プラットフォーム名、システム情報などのカードの詳細を表示する複数のコマンドが含まれます。この情報は、カードの管理およびアプリケーションのデバッグに使用できます。
xbutil
はエンベデッド プロセッサ プラットフォームをサポートしますが、これらのプラットフォームで使用できるコマンドは、dump
、help
、program
(DFX プラットフォームのみ)、query
、scan
、および status
コマンドのみです。
xbutil
コマンド ラインのフォーマットは、次のとおりです。
xbutil <command> [options]
使用可能なコマンドおよびオプションは、次のとおりです。
- clock
- dmatest
- dump
- m2mtest
- mem --read
- mem --write
- p2p
- program
- query
- reset
- scan (xbutil)
- status
- top
- validate
- version
help
コマンドを使用すると、使用可能な xbutil
コマンドおよびオプションを表示できます。xbutil help