ここまでで、どのような関数をアクセラレーションする必要があるのか、パフォーマンス目標を達成するのにどのような並列処理が必要なのか、アプリケーションをどのように配布するのかを理解できたはずです。
この段階で、この情報を予測されるアプリケーション タイムラインとしてまとめておくと便利です。デバイス カーネルを継続的に使用する で説明したようなアプリケーション タイムライン シーケンスは、アプリケーションを実行した際のパフォーマンスおよび並列処理を表示する効果的な方法です。これにより、アーキテクチャ内に並列処理を組み込んだときに、アプリケーションがどのように動作するかがわかります。
図 1. アプリケーション タイムライン
Vitis ソフトウェア プラットフォームは、実際のアプリケーションの実行からタイムライン ビューを生成します。必要なタイムラインがわかっている場合は、上の図に示すように、実際の結果と比較して問題を特定し、最適な結果が得られるように反復して調整していきます。