プラットフォーム クロックの識別 - 2021.1 Japanese

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発 (UG1393)

Document ID
UG1393
Release Date
2022-03-29
Version
2021.1 Japanese
アクセラレータ カードのクロックの処理方法は、複数のプラットフォーム クロックとクロック周波数をサポートするように進化しています。クロック処理方法の向上は、追加のカーネル周波数を駆動するのに利用可能な fixed ステータスのプラットフォーム クロックに依存します。ターゲット プラットフォーム シェルに fixed クロックがあるかどうかを確認するには、platforminfo -v コマンドを使用します。たとえば、次のコマンドは、U200 プラットフォームの新しいシェルに関連する詳細情報を返します。
platforminfo -v -p xilinx_u200_gen3x16_xdma_1_202110_1 -o pfmClocks.txt
出力ファイルでレポートされる情報には、次のクロック詳細が含まれます。
=================
Clock Information
=================
...
...
  Clock Index:         2
    Frequency:         50.000000
    Name:              ii_level0_wire_ulp_m_aclk_ctrl_00
    Pretty Name:       PL 2
    Inst Ref:          ii_level0_wire
    Comp Ref:          ii_level0_wire
    Period:            20.000000
    Normalized Period: .020000
    Status:            fixed
...

上記の例では、Clock Index: 2fixed ステータスのクロックであることがわかります。このプラットフォーム シェルはここには示されていませんが、実際にはリンクされたカーネルで複数のクロック周波数を駆動するために使用可能な 3 つの fixed ステータスのクロックが提供されます。前述の説明のように、--clock.xxx オプションを使用すると、カーネル クロックを駆動できます。

ただし、xilinx_u200_xdma_201830_2 などの古いプラットフォーム シェルでは、リンクされたカーネルでクロック周波数を駆動する fixed プラットフォーム クロックはありません。これは、次のコマンドでレポートされるクロック情報を確認すると決定できます。
platforminfo -v -p xilinx_u200_xdma_201830_2 -o pfmClocks.txt

レガシ プラットフォームでは、fixed ステータスのクロックがない場合、v++ --kernel frequency オプションを使用してクロック周波数を指定できます (Vitis コンパイラの一般オプション を参照)。