プラットフォームおよびシステム ダイアグラム - 2021.1 Japanese

プラットフォームおよびシステム ダイアグラムは、プラットフォーム リソースおよびプラットフォーム上に統合するカーネル コードを図示します。これらのダイアグラムは、リンク サマリ、実行サマリ、またはプロジェクトの .xclbin から Vitis™ アナライザーで表示できます。

プラットフォーム ダイアグラムは、.xclbin を読み込む前のターゲット プラットフォームのブロック図です。使用可能な DDR および PLRAM すべてと、それらの可能な接続を示します。ダイアグラムの下の表には、バンク名、メモリ タイプ、サイズ、および使用可能な SLR 領域が表示されます。

システム ダイアグラムは、.xclbin で使用されるメモリ バンクまたは PLRAM を示します。計算ユニットの関数引数がどのように AXI4 インターフェイスに接続されているかも確認できます。システム ダイアグラムの下の表には、各計算ユニット、カーネル、およびメモリの情報が表示されます。AI エンジン カーネルを含むデザインでは、システム ダイアグラムにそれらのカーネルに関連する情報も表示されます。システム ダイアグラムは、次を示します。

• カーネルの名前と含まれる SLR。
• LUT の使用率 (%)
• レジスタの使用率 (%)
• BRAM の使用率 (%)
• URAM の使用率 (%)
• DSP の使用率 (%)

実行サマリを読み込むと、システム ダイアグラムにその実行からのプロファイル データが含まれます。opencl_summary.csv (およびオプションでハードウェア エミュレーションの profile_kernels.csv) を含む実行サマリを開くと、Vitis アナライザーで自動的に perf_analyze が実行されます。プロファイル データはシステム ダイアグラムの下の表に追加され、また上の図に示すようにダイアグラムに表示することもできます。

表からのリソース情報も、システム ダイアグラムの各カーネルまたは CU の横のボックスに表示できます。Settings コマンド () を使用すると、未使用のメモリ、インターフェイス ポート、プロファイル情報、およびリソース情報を表示または非表示にできます。

計算ユニットのポートには、転送レートおよび CU 使用率を表示できます。CU のポート転送レートは、プロファイル サマリの [Kernel Transfer] セクションからのものです。CU の使用率統計は、プロファイル サマリの [Compute Unit Utilization] セクションからのものです。パフォーマンス データは、--profile オプション で説明するように、ハードウェアおよびハードウェア エミュレーション実行で Vitis コンパイラに --profileオプションを使用してプロファイリングをイネーブルにしている場合に表示可能です。