次の表に、移行の際に動作またはフローに影響するこのリリースと以前のリリースとの違いを示します。
エリア | 動作 |
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Vitis HLS 1 | Git Repository は、以前は左下の区画からアクセスできていました。これは、Console エリアに移動しています。 |
Analysis パースペクティブはもう存在しません。レポートおよびビューには、Synthesis レイアウトからアクセスできるようになりました。 | |
Pragma HLS SHARED は以前はスタンドアロンのプラグマでした。これは pragma
HLS STREAM type= オプションで指定できるようになりました。
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Vivado IP フローの config_interface -m_axi_offset のデフォルト設定が slave に変更されました。つまり、m_axi インターフェイスが Vivado IP に追加されると、s_axilite インターフェイスも追加され、そのインターフェイスを介してオフセットが管理されます。 |
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浮動小数点アキュムレータと MAC が、config_op コマンドによる制御を強化するため、新しい精度を提供するようになりました。2020.2 の結果を 2021.1 に複製するには、次のコマンドを使用します。
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Vitis プロファイル |
xrt.ini ファイルで、profile=true が opencl_summary=true
および opencl_device_counter=true に変更され、カーネル側のデータをキャプチャするようになりました。これらのオプションは、別々でも一緒でも指定できます。 |
Vitis タイムライン | すべてのトレース結果 (opencl_trace=true 、data_transfer_trace=true 、stall_trace=all よびその他) が Vitis アナライザーのアプリケーションタイムラインに追加されます。レポートを表示するときに、アプリケーション タイムラインに追加するエレメントを指定できます。 |
timeline_trace は opencl_trace に変更されています。 |
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Vitis デバッグ | ハードウェア エミュレーション フロー中の GDB カーネル デバッグはサポートされなくなりました。 |
Vitis AI エンジン | デフォルトの最適化レベルが 2020.2 では xlopt=0 だったのが、2021.1 では xlopt=1 に変更されています。 |
launch_hw_emu.sh の -aie-sim-options を使用すると、テキスト ファイルを介して AIE_PROFILE をイネーブルにして AI エンジン をプロファイルできます。 |
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x86simulator の変更点は、パケット スイッチング コンストラクトのサポート、GDB デバッグで、printf() マクロも追加されています。 |
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グラフを制御するための XRT ネイティブ C++ API (xrt::graph ) が追加されました。 |
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GMIO にアクセスするデザインに対して、ハードウェア エミュレーションがサポートされるようになりました。 | |
ADF グラフでの PL カーネルのサポートは廃止されました。 | |
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