ユーザー管理のカーネルには、事前に定義済みの実行モードはありません。制御プロトコルと実行メカニズムをインプリメントするのは、カーネル設計者です。アプリケーション開発者は、カーネルのユーザー定義の制御プロトコルに従って、ホスト アプリケーションから適切なレジスタ読み出しおよび書き込みシーケンスを実行して、カーネルの動作を管理する責任があります。
XRT の資料の「サポートされるカーネル実行モデル」で説明されるように、XRT 管理のカーネルには、カーネルの重複実行または順次実行をサポートする定義済みのカーネル実行モードがあります。
- カーネルは、API 呼び出しを使用してホスト アプリケーションにより開始されます。カーネルが新しいデータを読み込む準備ができたら、それが制御レジスタのビットを介してホスト アプリケーションに通知されます。
- デフォルトの制御プロトコル
ap_ctrl_chain
は、同じカーネルの複数の実行を重複させてパイプライン処理された方法で実行できるため、アプリケーション全体のスループットが向上します。 - 必要であれば、カーネルを順番に実行し、次の実行を開始する前に前の実行が完了するのを待つ
ap_ctrl_hs
制御プロトコルを使用して、重複する実行を無効にできます。