クロックの作成 - 2021.1 日本語

Power Design Manager ユーザー ガイド (UG1556)

Document ID
UG1556
Release Date
2021-06-16
Version
2021.1 日本語

手動見積りフローを開始するときは、デザインに必要なクロックを作成することをお勧めします。これにより、ほかのリソース タブからクロックを選択できるようになります。

このクロックの作成は、Estimation セクションの下の Clock タブを使用して実行できます。

図 1. [Estimation] セクション

Clock タブの詳細を入力して、クロックを作成します。たとえば、プロセッシング サブシステム (PS) や GT リカバリ クロックなどの別のブロックからの外部 (I/O ピンから) のものか、内部のものを選択します。

図 2. [Clock] タブ

クロックの [Fanout] フィールドは、それぞれのタブでそのクロックに接続されているレジスタ、ブロック RAM、URAM、およびその他のリソースの数に基づいて自動的に入力されます。

電源/消費電力ヒント: この方法でクロックを入力すると、PDM は Resources タブでクロックが使用されるたびにクロック ファンアウトが更新されるため、より正確にクロックの消費電力を見積もることができます。

MMCM または PLL に消費電力の見積りが必要な場合は、Clock タブの Clock Managers 表で指定できます。

図 3. クロック マネージャー

基準クロックは、[Clock] 表のユーザー入力クロックのいずれかから選択されます。乗算 (M) と除算 (D)、および出力分周器を指定できます。これを入力すると、出力クロックが [Clock] 表で使用可能になり、[Logic]、[DSP]、[URAM]、[block RAM]、[I/O] タブなどのほかのリソースタブで選択できるようになり、これらのブロックの消費電力とクロック ネットワークの消費電力が見積もられます。