p2p
コマンドは、(PCIe ピアツーピア サポート) 機能をイネーブル/ディスエーブルにし、現在のコンフィギュレーションをチェックするために使用します。
P2P 設定は、ウォーム リブートの後も保持されます。
コマンド ライン構文は次のとおりです。
xbutil p2p [-d card] --[enable | disable | validate]
次の表に、使用可能なオプションを示します。
オプション | 説明 | 必須 |
---|---|---|
-d
<card>
|
ターゲット カードを指定します。<card> は、card_id または Bus:Device:Function (BDF) のいずれかに指定できます。指定しない場合は、デフォルトの card_id = 0 になります。 注記:
xbutil
scan コマンドを使用すると、設置されたカードの ID と BDF の両方が表示されます。 |
× |
--enable
|
p2p をイネーブルにします。
|
--enable、 --disable、 --validate いずれか 1 つのみを指定 |
--disable
|
p2p をイネーブルにします。
完全にディスエーブルにするには、ウォーム リブートが必要な場合があります。 |
--enable、 --disable、 --validate いずれか 1 つのみを指定 |
--validate
|
p2p 機能を検証します。
必要な場合に、ウォーム リブートの後に実行します。 |
--enable、 --disable、 --validate いずれか 1 つのみを指定 |
xbutil query
は、P2P の現在のステータスを表示するのに使用します。次に、xbutil query
コマンドの出力の一部を示します。現在のステータスは、P2P
Enabled の下に表示されます。PCIe DMA chan(bidir) MIG Calibrated P2P Enabled
GEN 3x16 2 true false
値 | 説明 |
---|---|
true
|
P2P はイネーブル。 |
false
|
P2P はディスエーブル。 |
no_iomem
|
P2P がデバイスでイネーブルになっているが、システムで I/O メモリを割り当てることができなかったため、ウォーム リブートが必要。 |
検証を実行しようとしたときに P2P がイネーブルでない場合は、検証はスキップされ、次のメッセージが表示されます。
P2P BAR is not enabled. Skipping validation
カードのプラットフォームで P2P がサポートされない場合は、次のメッセージが表示されます。
ERROR: P2P is not supported on this platform
xclbin
がプログラムされていない場合は、次のメッセージが表示されます。
'uuid' invalid, please re-program xclbin.