FIR Fractional Interpolation - 2021.2 日本語

Vitis Model Composer ユーザー ガイド (UG1483)

Document ID
UG1483
Release Date
2021-10-22
Version
2021.2 日本語


ライブラリ

AI エンジン/DSP

説明

このブロックは、AI エンジンをターゲットとする FIR 分数非対称補間フィルターをインプリメントします。

パラメーター

[Main]
[Input data type]/[Output data type]
フィルター関数への入力およびフィルター関数からの出力の個々のデータ サンプルのデータ型を指定します。有効なデータ型は int16、cint16、int32、cint32、float、または cfloat です。
[Filter coefficients data type]
フィルター タップの個々の係数のデータ型を指定します。有効なデータ型は int16、cint16、int32、cint32、float、または cfloat であり、次のルールも満たす必要もあります。
  • 複素数型は、[Input data type]/[Output data type] も複素数型の場合にのみサポートされます。
  • 32 ビット型は、[Input data type]/[Output data type] も 32 ビット型の場合にのみサポートされます。
  • [Input data type]/[Output data type] が整数型の場合、[Filter coefficients data type] も整数型にする必要があります。
  • [Input data type]/[Output data type] が浮動小数点型の場合、[Filter coefficients data type] も浮動小数点型にする必要があります。
[Specify filter coefficients via input port]
このオプションを有効にすると、入力ポートから再読み込み可能なフィルター係数を指定できるようになります。
[Filter coefficients]
このフィールドは、非対称フィルター係数を使用して指定する必要があり、有効な値は 4 ~ 240 です。
[Interpolation factor]
フィルターの補間係数を符号なし整数で指定します。有効な値は 3 ~ 16 です。
[Decimation factor]
フィルターの間引き係数を指定する符号なし整数です。有効な値は 2 ~ 16 です。[Decimation factor] は、[Interpolation factor] よりも小さくし、[Interpolation factor] で割り切れないようにする必要があります。
[Input window size (Number of samples)]
フィルター関数への入力として使用するサンプルの数を指定します。出力ウィンドウの値の数は、入力ウィンドウ サイズ × 補間係数/間引き係数です。この場合、結果は出力サンプル数の分数になるので、丸められます。
[Scale output down by 2^]
出力の前に FIR 項の累算に適用される 2 のべき乗のシフト ダウンを指定します。有効な値は 0 ~ 61 です。
[Rounding mode]
処理のシフト ダウン段階で適用する丸めを選択します。丸めオプションは次のとおりです。
  1. Floor (truncate)
  2. Ceiling
  3. Round to positive infinity
  4. Round to negative infinity
  5. Round symmetrical to infinity
  6. Round symmetrical to zero
  7. Round convergent to even
  8. Round convergent to odd

モード 2 ~ 7 では、最も近い整数に丸められます。これらの違いは、0.5 の値の丸め方法のみです。

[Advanced]
[Number of cascade stages]
関数を分割するカーネル数を指定します。カスケード段数が多いほど、リソースは多くなりますが、スループットが大きくなります。有効な値は 1 ~ 9 です。