入力信号に対して要素ごとに剰余演算を実行します。
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Math Functions / Math Operations
説明
このブロックでは、2 つの入力を使用します。1 つ目の入力が被除数で、2 つ目の入力が除数です。出力は、除算の剰余です。被除数 A の各要素ごとに対して、除数 B の対応する要素で剰余演算 (除算の余り) を次のように計算します。
M = mod(A, B) = A - B .* floor(A ./ B)
このブロックでは 0 の除算を処理でき、浮動小数点データ型の場合は NaN、それ以外のデータ型の場合は 0 が返されます。
注記: 符号付きデータ型の場合、余りに除数 B と同じ符号が付きます。被除数と同じ符号にする場合は、Modulus ブロックではなく、Remainder ブロックを使用してください。
データ型サポート
このブロックの入力でサポートされるデータ型は、次のとおりです。
- すべての Simulink® ネイティブのデータ型と、半精度の浮動小数点および固定小数点データ型がサポートされます。
- 入力がブール データ型の場合、出力値は常に false になります。
- このブロックでは、スカラー、ベクター、および 2D 行列がサポートされます。
- 入力の 1 つがスカラーの場合を除き、入力の次元は同じである必要があります。入力の 1 つがスカラーの場合は、スカラー入力はもう 1 つの入力の要素と共に使用するためにブロードキャストされます。出力の次元は、2 つの入力の次元よりも大きい必要があります。
- 入力のデータ型は同じである必要はありません。出力のデータ型は、Vitis Model Composer のデータ型伝搬規則に基づいて決定されます。
- サポートされる入力は、実数のみです。入力が複素数の場合は、エラーが発生します。
パラメーター
設定するパラメーターはありません。