すべての次元または指定した次元に対して、入力要素のビット単位の OR を計算します。
ライブラリ
Logic and Bit Operations
説明
Reduction OR ブロックには、1 つの入力信号と 1 つの出力信号があります。すべての次元または指定した次元に対して、入力信号の要素のビット単位の OR を計算します。出力信号のデータ型は入力信号と同じになります。出力信号の次元は、ビット単位の演算をすべての次元に対して実行するのか、指定した次元に対して実行するのかによって異なります。
- すべての次元でビット単位の演算を実行
- 出力はスカラーで、入力信号のすべての要素のビット単位 OR になります。
- 次元 1 でビット単位の演算を実行
- 出力は、入力の列数と同じ数の要素を持つ行ベクター (2D) になります。出力の各要素は、入力の対応する列の要素にビット単位 OR を実行した結果です。
- 次元 2 でビット単位の演算を実行
- 出力は、入力の行数と同じ数の要素を持つ列ベクター (2D) になります。出力の各要素は、入力の対応する行の要素にビット単位 OR を実行した結果です。
次の例では、int8 型の 2x3 入力信号を 3 つの異なる設定の Reduction OR ブロックに入力しています。
図 1. Reduction OR ブロック
データ型サポート
- 入力信号には、浮動小数点型以外のすべてのデータ型を使用できます。
- 入力信号は実数である必要があります。
- ビット単位の演算を次元 2 で実行する場合、入力信号は行列である必要があります。
- 低次元化をすべての次元に対してまたは次元 1 で実行する場合、入力信号は行列、ベクター、またはスカラーにできます。
パラメーター
Reduce over
ビット単位の演算をすべての次元に対して実行するのか、指定した次元に対して実行するのかを指定します。ビット単位の演算をすべての次元に対して実行すると、出力信号はスカラーになります。
Reduce over パラメーターの設定は、次のとおりです。
設定 | 説明 |
---|---|
All dimensions | すべての次元に対してビット単位の演算を実行します。 |
Specified dimension | ビット単位の演算を Dimension パラメーターで指定した次元に対して実行します。 |
Dimension
Reduce over パラメーターを Specified dimension に設定した場合に、Dimension パラメーターでビット単位の演算を実行する次元を指定します。
- 入力信号の次元が M x N で、Dimension が 1 の場合、出力の次元は 1 x N になります。
- 入力信号の次元が M x N で、Dimension が 2 の場合、出力の次元は M x 1 になります。
- 入力信号がスカラーまたは 1 x 1 の場合、出力次元は 1 x 1 になります。
Dimension パラメーターの設定は、次のとおりです。
設定 | 説明 |
---|---|
1 | 行次元に対してビット単位の演算を実行します。 |
2 | 列次元に対してビット単位の演算を実行します。 |
注記:
Dimension を 2 に指定する場合、入力信号は 2 次元にする必要があります。