2 つの入力信号の加算を要素ごとに実行します。
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Math Functions / Math Operations
説明
2 つの入力信号の加算を要素ごとに実行します。
シミュレーション中に整数出力のオーバーフローが発生すると、警告またはエラーが生成されます。これを設定するには、Simulink エディターのモデルで をクリックし、Wrap on overflow または Saturate on overflow パラメーターを設定します。
データ型サポート
このブロックの入力に使用できるデータ型は、次のとおりです。
- Vitis Model Composer でサポートされるすべてのデータ型がサポートされます。実数と複素数がサポートされます。
- 入力信号には、スカラー、ベクター、行列型の実数または複素数を使用できます。入力が両方ともスカラーでない場合は、どちらも同じ次元にする必要があります。
出力のデータ型は、次のようになります。
- 1 つの入力のデータ型が浮動小数点の場合、出力のデータ型は、入力のデータ型の中で最も精度の高い浮動小数点型になります。
- それ以外の場合、1 つの入力が固定小数点型であれば、出力のデータ型は精度を下げることなく結果を記述可能な最小の固定小数点型になります。
- 両方の入力がブール型の場合は、出力もブール型になります。
- 1 つの入力が整数型で、もう 1 つが整数またはブール型の場合、出力は整数になります。両方の入力が符号なしの場合、出力も符号なしになります。それ以外の場合は、符号付きになります。出力のビット幅は、入力でビット幅が最も広いものと同じになります。
パラメーター
Saturate on integer overflow
整数オーバーフローを折り返し (デフォルト) で処理するか、飽和で処理するかを指定します。このパラメーターは、出力が整数型 (int8、int16、int32、uint8、uint16、uint32) の場合にのみ適用されます。
Saturate on integer overflow パラメーターの設定は、次のとおりです。
設定 | 説明 |
---|---|
オフ | 整数オーバーフローが折り返しで処理されます。 |
オン | 整数オーバーフローが飽和で処理されます。 |
オーバーフローが検出されると、Simulink エディターで指定した診断操作に応じて Diagnostic Viewer にメッセージが表示されます。これを設定するには、Simulink Editor のモデルで をクリックし、Wrap on overflow または Saturate on overflow パラメーターを設定します。