Vector Delay Delta - 2021.2 日本語

Vitis Model Composer ユーザー ガイド (UG1483)

Document ID
UG1483
Release Date
2021-10-22
Version
2021.2 日本語

Vector Delay Delta ブロックは、指定したレイテンシおよび遅延レイテンシ値に基づいて、各ベクター要素を個別に遅延します。

ハードウェアの注記: 遅延ラインはチェーンであり、その各リンクは SRL16 とその後のフリップフロップで構成されます。

説明

デルタ遅延パラメーターは、レイテンシの異なる並列パスを生成するのに使用されます (例: [レイテンシ + デルタ レイテンシ * (i-1)]i は 1 ~ SSR 値の範囲のチャネル番号)。

デルタ レイテンシには、- レイテンシ/(SSR-1) 以上の整数値を指定する必要があります。

たとえば、SSR が 4、レイテンシが 1、デルタ レイテンシが 3 である場合、1 ~ 4 の 4 つのチャネルはそれぞれ 1、4、7、および 10 サンプル時間で遅延されます。

注記: Vector Delay Delta ブロックでは、すべての並列チャネルはレイテンシ パラメーターで指定された同じサンプル時間で遅延されます。

Vector Delay Delta ブロックは、L サイクルの固定遅延をインプリメントします。

[Block Parameters] ダイアログ ボックス

[Super Sample Rate (SSR)]: 各サンプル周期における複数のデータ サンプルの処理を制御します。このブロックでは、主なブロック演算用に 1-D ベクターおよび複素データのサポートがイネーブルになります。

このブロックの詳細は、ザイリンクス Vector Delay ブロックを参照してください。