xilinx.environment.getcachepath および xilinx.environment.setcachepath - 2021.2 日本語

xilinx.environment.getcachepath は、シミュレーション キャッシュを格納するのに現在 Model Composer で使用されているパスを取得します。

xilinx.environment.setcachepath は、シミュレーション キャッシュを格納するのに Model Composer で使用されているパスを変更します。

構文

xilinx.environment.getcachepath

xilinx.environment.setcachepath(path) 

説明

ザイリンクス IP を含む Simulink モデルを Model Composer でシミュレーションする際ｓ、シミュレーションを高速化するために、特定の IP コンフィギュレーション用の Vivado シミュレータのシミュレーション データがキャッシュされます。

Model Composer では、起動時にシミュレーション キャッシュがデフォルトの場所に作成されます。シミュレーション キャッシュの現在のパスは、xilinx.environment.getcachepath コマンドで確認できます。シミュレーション キャッシュの場所を変更する必要がある場合は、xilinx.environment.setcachepath コマンドを使用します。これには、デスティネーション パスのディレクトリの書き込み権限が必要です。新しく設定したパスは、Model Composer のセッションが終了するまで有効できます。

xilinx.environment.setcachepath を使用する理由の 1 つとして、Model Composer でシミュレーション データをキャッシュするのに使用するデフォルトのディレクトリに書き込み権限がない場合があります。

例

>> xilinx.environment.getcachepath

ans =

C:\Users\my_login/AppData/Local/Xilinx/Sysgen/SysgenVivado/win64.o

>> xilinx.environment.setcachepath('C:\sim_cache')

ans =

C:\sim_cache

>> xilinx.environment.getcachepath

ans =

C:\sim_cache