xmcVitisRead - 2021.2 日本語

Vitis Model Composer ユーザー ガイド (UG1483)

Document ID
UG1483
Release Date
2021-10-22
Version
2021.2 日本語

ユーティリティ データ ファイルを読み込んで、MATLAB に出力します。実数および複素数、符号付きおよび符号なしがサポートされます。ファイルにタイムスタンプが含まれている場合は、別の並列配列に追加されます。

構文

A = xmcVitisRead(fileIn,dataType)
[A, TS] = xmcVitisRead(fileIn,dataType)

fileIn はファイル パス、dataType はインポートされたデータのデータ型を指定します。

次の表に、入力ファイルで使用可能なデータ型と列の最大数を示します。

表 1. データ型
データ型 データ サイズ (ビット) 列の最大数
int8 8 16
int16 16 8
int32 32 4
int64 64 2
uint8 8 16
uint16 16 8
uint32 32 4
uint64 64 2
cint16 32 4
cint32 64 2
float 32 4
cfloat 64 2

Input.txt に次のフォーマットで実数が含まれているとします。

"T 470 ns
             1651 -17 6646 -5720 
             T 472 ns
             8850 -2469 2711 7752 
             T 474 ns
             -4938 -6103 -4659 -2352 
             T 476 ns
             -2144 -6453 1410 5685 
             T 478 ns
             -1591 1962 1190 8775"

次の関数呼び出しは、配列を MATLAB の int16 の値としてインポートします。

→  A = xmcVitisRead("Input.txt",'int16')

結果の列ベクターは次のようになります。

 A = [
                     1651,
                    -17,
                     6646,
                    -5720,
                     8850,
                    -2469,
                     2711,
                     7752,
                    -4938,
                    -6103,
                    -4659,
                    -2352,
                    -2144,
                    -6453,
                     1410,
                     5685,
                    -1591,
                     1962,
                     1190,
                     8775]

次の関数呼び出しでは、signal と timestamp の 2 つの配列が生成されます。結果は次のようになります。

→  [A, timestamp] = xmcVitisRead("Input.txt",'int16')
           
                  TS = [        A = [
                       470,         1651,  
                       470,        -17,
                       470,         6646,
                       470,        -5270,
                       472,         8850,
                       472,        -2469,
                       472,         2711,
                       472,         7752,
                       474,        -4938,
                       474,        -6103,
                       474,        -4659,
                       474,        -2352,
                       476,        -2144,
                       476,        -6453,
                       476,         1410,
                       476,         5685,
                       478,        -1591,
                       478,         1963,
                       478,         1190,
                       478]         8775]
重要: この関数は、列数をチェックし、列数がそのデータ型の理論上の最大値を超えている場合はエラーを返します。
重要: ファイルにタイムスタンプが含まれているが必要でない場合は、timestamp 出力は空白のままになります。ファイルにタイムスタンプがなく、2 つの出力が指定されている場合は、timestamp の出力は空の数値配列になります。