インポートした関数のブレーク ポイントの設定 - 2021.2 日本語

Vitis Model Composer ユーザー ガイド (UG1483)

Document ID
UG1483
Release Date
2021-10-22
Version
2021.2 日本語

デバッガーが起動されると、現在のモデルにインポートされた C/C++ 関数にブレークポイントを設定できます。これにより、Simulink シミュレーションがインポートされた関数内のそのポイントに到達した時点でブレークまたは一時停止するので、関数をステップスルーしたり、変数値を表示したり、コードの行をリストしたりといったデバッグ動作をより多く実行できるようになります。特定のコマンドおよびデバッグ手法の詳細は、次のデバッグ ツールの資料を参照してください。

ヒント: Model Composer のデフォルト デバッガーは GDB なので、次のコマンドは GDB 用のものです。
ブレークポイントの設定には、インポートした関数の関数名が使用されます。
(gdb) break <function_name>

シミュレーションはまだ開始されていないので、GDB にはシンボル テーブルが読み込まれなかったことが示され、file コマンドを使用してブレークポイントを指定できることが示されます。次のように指定すると、インポートされた C/C++ 関数のソース ファイルおよび行番号に基づいて、ブレークポイントを指定することもできます。

(gdb) break <file name>:<line num>

例: break func3_d.h:10

重要: 関数テンプレートを使用したブロックの定義 に示すように、関数テンプレートから作成したブロックには、ブレークポイントを設定するのにファイル名および行番号が必要です。