タイミング解析結果からモデルへのクロスプローブ - 2021.2 日本語

Vitis Model Composer ユーザー ガイド (UG1483)

Document ID
UG1483
Release Date
2021-10-22
Version
2021.2 日本語

タイミング解析の表でパス (行) をクリックすると、Simulink モデルにクロスプローブでき、モデル内の対応する HDL ブロックがハイライトされます。これにより、タイミング違反が発生しているパスを解析してトラブルシュートできます。

図 1. タイミング解析の表

クロスプローブすると、モデルに次のものが表示されます。

  • モデル内でタイミング違反のあるパスのブロックは赤でハイライトされ、タイミング違反のないパス ([Slack] の値が正のパス) のクロックは緑色でハイライトされます。
  • ハイライトされているパスのブロックがサブシステム内にある場合は、そのサブシステムが赤でハイライトされるので、サブシステムを展開してその中のブロックを調べることができます。
図 2. クロスプローブ


  • クロスプローブするパス (表の行) を選択すると、通常はパスの終点にあるデスティネーション ブロックがハイライトされ、そのデスティネーション ブロックを含むサブシステムがモデルの前面に表示されます。このため、ソース ブロックが別のサブシステムにある場合は、ハイライトされたソース ブロックが隠れてしまうことがあります。このような場合にソース ブロックを表示するには、表の Source 列のパスをクリックします。これで、そのソース ブロックを含むサブシステムがモデルの前面に表示されます。ほかの列のパスを選択すると、デスティネーション ブロックを含むサブシステムが前面に表示されます。