Model Composer では、データ型を式として指定できます。現在のところ、次の HLS ライブラリ ブロックでデータ型式がサポートされています。
- Constant
- Data Type Conversion
- Gain
- Look-Up Table
- Reinterpret
データ型式を指定するには、それをサポートするブロック タイプの 1 つを開いて、データ型と値を編集します。次の図では、Constant ブロックにデータ型式を定義しています。Output data type に [data type expression] を選択し、データ型の値を指定する文字列 (この例では 'uint32') を指定します。
図 1. データ型式
データ型の値は、データ型の使用 セクションの Model Composer のデータ型の表に示すサポートされるデータ型の文字列表記で指定します。ただし固定小数点型は例外で、fixed
文字列で指定せず、固定小数点型の使用 で説明する表示フォーマット (例: x_sfix16_En8) に従って定義します。
データ型を式として定義する利点は、モデルからの変数を使用してデータ型の値をプログラムで決定できることです。たとえば、次のように
MATLAB®
コマンド ラインから変数を定義します。
>> InputDataType = 'x_ufix8_En7';
この変数をデータ型式を定義する際に使用できます。
図 2. 変数データ型
変数は、MATLAB コマンド ラインから定義するか、 メニュー コマンドを使用してモデル内で定義するか、Ctrl+H
キーを押して指定できます。Model Explorer からは、モデルまたはブロックで使用する変数を作成、編集、管理できます。
ヒント:
をオンにすると、現在選択しているオブジェクトの変数が表示されます。