ハードウェア上での BOOT.BIN の実行 - 2021.2 日本語

Vitis Model Composer ユーザー ガイド (UG1483)

Document ID
UG1483
Release Date
2021-10-22
Version
2021.2 日本語
このセクションでは、ボード設定の管理、ケーブル接続、システム経由のボード接続、および BOOT.BIN の Versal デバイスへのプログラム方法を説明します。
  1. 電源ケーブルをボードに接続します。
  2. マイクロ USB ケーブルでホスト マシンとターゲット ボードの USB JTAG コネクタを接続します。このケーブルは、USB のシリアル転送に使用されます。
  3. SW1 スイッチが次の図に示すように JTAG ブート モードに設定されていることを確認し、VCK190 ボードの電源をオンにします。

    ボードのセットアップが完了したら、次のようにデバイスをプログラムします。

  4. Windows 10 では、タスクバーの検索ボックスをクリックして Device Manager と入力し、メニューから選択します。
  5. ボードの電源がオンで USB インターフェイスを介してコンピューターに接続されている場合は、Windows デバイス マネージャーで VCK190 ボードとコンピューター間の COM ポートを確認します。

  6. ターミナル アプリケーション (Tera Term または Putty) を使用して、これらのポートで COM ポート インターフェイスを開きます (上記の場合は 115200 ボーレートで COM4、COM5、および COM6)。

    注記: Connection typeSerial に設定されていることを確認します。
  7. XSDB でボードを設定します。
    1. Vitis インストール ディレクトリから xsdb.batch ファイルを使用して XSDB を起動します。
      <Xilinx Install Directory>\Vitis\<Version>\bin\xsdb.bat
      or
      <Xilinx Install Directory>\Vivado\<Version>\bin\xsdb.bat
    2. XSDB プロンプトで次のコマンドを実行します。
      connect
      ta
      ta 1
    3. XSDB プロンプトで、ハードウェア デバイス イメージが生成されたディレクトリに移動します。通常これは <code-generation-directory>/run_hw/src_ps/BOOT.BIN にあります。
      cd <code-generation-directory>/run_hw/src_ps/BOOT.BIN
  8. デバイスをプログラムして実行します。
    1. XSDB プロンプトで次のコマンドを実行します。
      device program BOOT.BIN

      デバイスが正しくプログラムされた場合、XSDB プロンプトに次のようなメッセージが表示されます。



    2. これによりボード上でデザインが実行されます。次のようなログが表示されます。ここで、ハードウェア結果がゴールデン結果と比較されます。
      ******************************** Test Results ********************************
       
      ****** Model Composer and Hardware outputs match for all 40944 samples for output signal Out1 *******
       
      ****** Test passed ********
    3. 結果を再実行するには、次のコマンドを実行します。
      rst -system
      device program BOOT.BIN