このセクションでは、ボード設定の管理、ケーブル接続、システム経由のボード接続、および BOOT.BIN の Versal デバイスへのプログラム方法を説明します。
- 電源ケーブルをボードに接続します。
- マイクロ USB ケーブルでホスト マシンとターゲット ボードの USB JTAG コネクタを接続します。このケーブルは、USB のシリアル転送に使用されます。
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SW1
スイッチが次の図に示すように JTAG ブート モードに設定されていることを確認し、VCK190 ボードの電源をオンにします。
ボードのセットアップが完了したら、次のようにデバイスをプログラムします。
- Windows 10 では、タスクバーの検索ボックスをクリックして
Device Manager
と入力し、メニューから選択します。 - ボードの電源がオンで USB インターフェイスを介してコンピューターに接続されている場合は、Windows デバイス マネージャーで VCK190 ボードとコンピューター間の COM ポートを確認します。
- ターミナル アプリケーション (Tera Term または Putty) を使用して、これらのポートで COM ポート インターフェイスを開きます (上記の場合は 115200 ボーレートで COM4、COM5、および COM6)。
注記: Connection type が Serial に設定されていることを確認します。 - XSDB でボードを設定します。
- Vitis インストール ディレクトリから xsdb.batch ファイルを使用して XSDB を起動します。
<Xilinx Install Directory>\Vitis\<Version>\bin\xsdb.bat or <Xilinx Install Directory>\Vivado\<Version>\bin\xsdb.bat
- XSDB プロンプトで次のコマンドを実行します。
connect ta ta 1
- XSDB プロンプトで、ハードウェア デバイス イメージが生成されたディレクトリに移動します。通常これは <code-generation-directory>/run_hw/src_ps/BOOT.BIN にあります。
cd <code-generation-directory>/run_hw/src_ps/BOOT.BIN
- Vitis インストール ディレクトリから xsdb.batch ファイルを使用して XSDB を起動します。
- デバイスをプログラムして実行します。
- XSDB プロンプトで次のコマンドを実行します。
device program BOOT.BIN
デバイスが正しくプログラムされた場合、XSDB プロンプトに次のようなメッセージが表示されます。
- これによりボード上でデザインが実行されます。次のようなログが表示されます。ここで、ハードウェア結果がゴールデン結果と比較されます。
******************************** Test Results ******************************** ****** Model Composer and Hardware outputs match for all 40944 samples for output signal Out1 ******* ****** Test passed ********
- 結果を再実行するには、次のコマンドを実行します。
rst -system device program BOOT.BIN
- XSDB プロンプトで次のコマンドを実行します。