新規モデルの作成 - 2021.2 日本語

Vitis Model Composer ユーザー ガイド (UG1483)

Document ID
UG1483
Release Date
2021-10-22
Version
2021.2 日本語

新しいモデルを作成するには、ライブラリ ブラウザーから Simulink Editor にブロックを追加します。この後、これらのブロックを信号ラインに接続し、ブロック間の関係を構築します。Simulink Editor では、スマート ガイドおよびスマート信号配線を使用して接続が管理され、構築中のモデルの表示が制御されます。モデルに階層を追加するには、ブロックおよび信号のグループを 1 つのブロック内のサブシステムとしてカプセル化します。Model Composer には、定義済みのブロックセットが含まれており、これらを組み合わせてアプリケーションの詳細なモデルを作成できます。

Simulink のスタート ページで Blank Model を選択して新しいモデルを開きます。

ヒント: Model Composer テンプレートが定義されている場合は、既存のテンプレートを開くこともできます。モデル テンプレートは、設定およびブロック コンフィギュレーションを再利用するための開始点として使用できます。テンプレートの詳細は、Simulink 資料の「モデルからのテンプレートの作成」を参照してください。

Simulink スタート ページの左側には、最近開いたモデルがリストされ、これらの 1 つを開くこともできます。

空のモデルを開いたら、ブロックを追加して、ブロック パラメーターを指定し、信号ラインを使用してブロック間を接続して、Model Composer モデルを作成します。

重要: HLS ライブラリでは、モデルに対して 1 サンプル時間しかサポートされず、複数のサンプル時間はサポートされません。すべての HLS ライブラリ ブロックに、モデルのソース ブロックからのサンプル時間が継承されます。詳細は、Simulink 資料の「サンプル時間とは」を参照してください。

モデルを保存するには、メイン メニューから File > Save をクリックします。Save As ダイアログ ボックスが開きます。フォルダーまたはディレクトリを指定し、File Name フィールドにモデルの名前を入力します。Save をクリックします。モデルが .slx という拡張子のファイルに保存されます。

HLS ライブラリに基づく Model Composer のサンプル モデルには、Help メニューから表示可能な Vitis Model Composer 資料の「Model Composer Examples」セクションからアクセスできるほか、MATLAB コマンド プロンプトから xmcOpenExample コマンドを入力してもアクセスできます。
>> xmcOpenExample

このコマンドを実行すると、GitHub リポジトリから例をダウンロードするディレクトリを指定するウィンドウが開きます。