標準プラットフォームを使用してサブシステムを検証後、サブシステムをカスタム プラットフォームに統合できます。このステップでは、カスタム プラットフォームの PL リソースを含むシステム全体を統合します。目標は、カスタム プラットフォームを使用してタイミング クロージャを達成し、パフォーマンス目標を満たすことです。したがって、標準プラットフォームを使用する、これより前のステップで、AI エンジン と PL の統合に関する問題の検証とデバッグを実行しておくことが重要です。
デザインの PL 部分には Vivado 合成および配置配線が実行され、標準の Vivado インプリメンテーションおよび最適化手法が適用されます。その後、Vitis 環境で Vivado プロジェクトを作成し、コンフィギュレーションします。これにより、Vivado プロジェクトおよび中間チェックポイントにアクセスでき、目標を満たすのに必要な Vivado Tcl スクリプトを実行できます。
ハードウェア上での適応型システムのアセンブルと検証の詳細は、Versal ACAP デザイン プロセス資料: システムの統合と検証 の「インプリメンテーション」および「システムの立ち上げと検証」を参照してください。