イメージ ヘッダーは、ELF ファイル、CFrame、CDO、データ ファイルなど、各イメージに関連する情報を含む構造の配列です。各イメージに複数のパーティションを含めることができます。たとえば、ELF には複数のロード可能なセクションを含めることができ、それぞれがブート イメージ内にパーティションを形成します。イメージ ヘッダーは、このイメージに関連付けられたパーティション (パーティション ヘッダー) を指定します。BIF キーワード image を使用すると、複数のパーティション ファイルを 1 つのイメージにグループ化できます。これは、共通のサブシステムまたは関数に関連するパーティションを 1 つのグループにまとめるのに便利です。Bootgen は各ファイルに必要なパーティションを作成して、そのイメージに共通のイメージ ヘッダーを作成します。次の表には、イメージに関連するパーティション数の情報も含まれます。
オフセット | 名前 | 説明 |
---|---|---|
0x0 | 第 1 パーティション ヘッダー | 第 1 パーティション ヘッダーまでのワード オフセット |
0x4 | パーティションの数 | このイメージのパーティション数 |
0x8 | 取り消し ID | メタ ヘッダーの取り消し ID |
0xC | イメージ属性 | イメージ属性の表を参照 |
0x10 ~ 0x1C | イメージの名前 | イメージの ASCII 名。最大 16 文字まで。パディングが必要な場合は 0 で埋められます。 |
0x20 | イメージ/ノード ID | イメージを初期化するリソース ノードを定義します。 |
0x24 | 固有 ID | デバイス リソースで必要な場合にアフィニティ/互換性指示子を定義します。 |
0x28 | 親の固有 ID | イメージのコンフィギュレーション内容に必要な親リソース UID を定義します (必要な場合)。 |
0x2c | 関数 ID | イメージ コンフィギュレーション データの固有関数をキャプチャするために使用される識別子 |
0x30 | イメージ コピーの DDR 下位アドレス | BIF で memcpy がイネーブルの場合にイメージをコピーする必要のある DDR の下位 32 ビット アドレス |
0.34 | イメージ コピーの DDR 上位アドレス | BIF で memcpy がイネーブルの場合にイメージをコピーする必要のある DDR の上位 32 ビット アドレス |
0x38 | 予約 | |
0x3C | チェックサム | 前のワードすべての合計。 |
次の表に、イメージ ヘッダーの属性を示します。
ビット フィールド | 名前 | 説明 |
---|---|---|
31:9 | 予約 | 0 |
8 | 遅延ハンドオフ |
0: イメージを今すぐハンドオフします (デフォルト)。 1: イメージを後でハンドオフします。 |
7 | 遅延読み込み |
0: イメージを今すぐ読み込みます (デフォルト)。 1: イメージを後で読み込みます。 |
6 | メモリへのコピー |
0: メモリにコピーしません (デフォルト)。 1: イメージをメモリにコピーします。 |
5:3 | イメージ オーナー |
0: PLM (デフォルト) 1: PLM 以外 2 ~ 7: 予約 |
2:0 | 予約 | 0 |