Zynq UltraScale+ MPSoC の認証証明 - 2022.1 日本語

Bootgen ユーザー ガイド (UG1283)

Document ID
UG1283
Release Date
2022-04-26
Version
2022.1 日本語

認証証明は、パーティションの認証に関連するすべての情報を含む構造です。この構造には、公開キーと、bootROM/FSBL による検証が必要な署名が含まれます。各認証証明には認証ヘッダーがあります。このヘッダーは、キー サイズ、署名に使用するアルゴリズムなどの情報を提供します。認証証明は、認証が有効になっている実際のパーティションに追加されます。認証が有効になっているすべてのパーティションに対して、ヘッダー テーブルも認証する必要があります。ヘッダーテーブル認証証明は、ヘッダー テーブルのコンテンツの最後に追加されます。

Zynq® UltraScale+™ MPSoC は RSA-4096 認証を使用するため、プライマリ キーおよびセカンダリ キーのサイズは 4096 ビットとなります。次の表に、Zynq UltraScale+ MPSoC デバイスの認証証明のフォーマットを示します。

表 1. Zynq UltraScale+ MPSoC デバイスの認証証明
認証証明
0x00 認証ヘッダー = 0x0101000。Zynq UltraScale+ MPSoC の認証証明ヘッダー を参照してください。
0x04 SPK ID
0x08 UDF (56 バイト)
0x40 PPK Mod (512)
0x240 Mod Ext (512)
0x440 Exponent (4 バイト)
0x444 Pad (60 バイト)
0x480 SPK Mod (512 バイト)
0x680 Mod Ext (512 バイト)
0x880 Exponent (4 バイト)
0x884 Pad (60 バイト)
0x8C0 SPK 署名 = RSA-4096 (PSK、パディング || SHA-384 (SPK + 認証ヘッダー + SPK-ID))
0xAC0 ブート ヘッダー署名 = RSA-4096 (SSK、パディング || SHA-384 (ブート ヘッダー))
0xCC0 パーティション署名 = RSA-4096 ( SSK, Padding || SHA-384 (Partition || Padding || Authentication Header || SPK ID || UDF || PPK || SPK || SPK Signature || BH Signature))
注記: FSBL 署名は、次のように計算されます。
FSBL Signature = RSA-4096 ( SSK, Padding || SHA-384 (PMUFW || FSBL ||
Padding || Authentication Header || SPK ID || UDF || PPK || SPK || SPK Signature|| BH Signature))