エミュレーション ターゲットには、XRT で読み込まれる独自のドライバーがターゲット別にあります。このため、ランタイム中にターゲット モードを変更するだけで、再コンパイルしないで同じ CPU バイナリをそのまま実行できます。XRT は XCL_EMULATION_MODE
環境変数の値に基づいてターゲット別のドライバーを読み込み、ハードウェアのエミュレーション モデルを使用してアプリケーション インターフェイスを作成します。XCL_EMULATION_MODE
に指定できる値は sw_emu
および hw_emu
です。XCL_EMULATION_MODE
が設定されていない場合、 XRT はハードウェア ドライバーを読み込みます。
重要: エミュレーションを実行する場合は、必ず
XCL_EMULATION_MODE
を設定する必要があります。図 1. XRT ドライバー
xrt.ini ファイルを使用しても、エミュレーションに適用可能なさまざまなオプションを設定できます。xrt.ini ファイル に説明するように、xrt.ini にはエミュレーション用の [Emulation]
セクションがあります。