PL カーネル プロパティに示すように、Vitis 環境内では、カーネルをソフトウェア制御可能なカーネルとしてか、ソフトウェアで制御されないカーネルとして定義できます。つまり、カーネルはホスト アプリケーションなどのソフトウェアで制御されるか、ハードウェアによって管理されて純粋にデータ駆動型になるか、カーネルのスターター ロジックで制御されるかのいずれかになります。
ソフトウェア制御モードの場合、カーネルは C セマンティックに従います。C セマンティックでは、メインまたはまたはホスト アプリケーションによって関数が「呼び出され」、関数が完了すると「返され」ます。ただし、ソフトウェア制御カーネルには、自動的に再起動し、リセットされるまで実行を続けるカーネルのサブセットが含まれています。カーネルの実行と完了は、インターフェイスでデータが使用可能かどうかによって決まり、ホスト アプリケーションが実行のたびにカーネルを明示的に起動したり停止したりすることはありません。代わりに、ホストアプリケーションはカーネルを 1 回起動して指定した回数だけ実行するか、ホスト アプリケーションによってリセットまたは明示的に停止されるまで継続的に実行します。この自動再起動カーネルは、FPGA の I/O ピン (イーサネット、SerDes) との間で送受信されるストリーミング データ、または別のカーネル (カーネル間ストリーミング) との間でストリーミングされるストリーミング データを使用する、データ駆動デザインの場合に役立ちます。