v++ --package
コマンドは、
Versal®
プラットフォーム デザイン用のデバイス バイナリ (.xclbin) を生成し、すべてのプラットフォームに必要なファイル (ソフトウェアまたはハードウェア エミュレーション用にアクセラレーションされたアプリケーションを起動および実行したり、ハードウェア デバイスで実行したりするため) をパッケージします。v++ --package
ステップまたは -p
オプションを使用すると、v++
コンパイルおよびリンク ビルド プロセスの終わりで最終的な出力がパッケージされます。エンベデッド プラットフォームのパッケージ で説明するように、これは、AI エンジン などの Versal プラットフォームすべて、およびエンベデッド プロセッサ プラットフォームで必須のステップです。
--package オプション はデザインをパッケージして、ザイリンクス デバイスのブートおよびコンフィギュレーションに必要なさまざまなファイルを定義し、エミュレーションやプロダクション システムで使用できるようにします。オペレーティング システムを定義し、アプリケーションおよびカーネル コードを読み込むため、さまざまな要素を集めて SD カードを作成するか、デバイスをプログラムするほかのものを作成します。
ヒント: デザインをパッケージすると、Vitis コンパイラはパッケージのコマンドとログ ファイルを含む v++.package_summary を生成します。サマリ ファイルは、Vitis アナライザーの使用 に説明するように、コンパイル、リンク、および実行のサマリと共に、Vitis アナライザーで表示できます。