スカラー入力 - 2022.1 日本語

Vitis 統合ソフトウェア プラットフォームの資料: アプリケーション アクセラレーション開発 (UG1393)

Document ID
UG1393
Release Date
2022-05-25
Version
2022.1 日本語

スカラー入力は通常、ホスト マシンから直接読み込まれる制御変数です。これらは、メイン カーネルの計算が実行されるプログラム データまたはパラメーターと考えることができます。これらのカーネル入力は、ホスト側からの書き込みのみです。次の関数には、width および height のスカラー パラメーターがあります。

void process_image(int *input, int *output, int width, int height) {

スカラー引数には、ツールで推論されたデフォルトの INTERFACE プラグマが割り当てられます。

#pragma HLS INTERFACE s_axilite port=width bundle=control
#pragma HLS INTERFACE s_axilite port=height bundle=control

この例には、画像の幅 (width) と高さ (height) を指定する 2 つのスカラー入力があります。これらのデータ入力は、グローバル メモリ バンクを介さずに、ホスト マシンから直接カーネルに送信されます。このプラグマは、ツールによりコードに追加されます。

重要: 現在のところ、Vitis コア開発環境では各カーネルに 1 つの制御インターフェイス バンドルのみがサポートされています。そのため、bundle= で指定する名前は、すべてのスカラー データ入力および return 関数で同じにする必要があります。上記の例では、すべてのスカラー入力に bundle=control が使用されています。